子供が小さな頃って、親子で仲良く川の字に寝ている家庭が多いですよね。
でも、ある程度子供が大きくなると、「そろそろ寝室を分けた方がいいかな?」と思うものです(夫婦生活もありますし)
しかし、今まで一緒に寝ていたという場合は子供は嫌がる可能性がとても高いです。
自分から一人で寝ると言い出したのに、一晩一人で寝たらさみしくて結局戻ってきてしまう…こういうことはよくあります。
今回は、子供と寝室を分ける時期はいつ頃がいいのか、子供が嫌がっても寝室は分けた方がいいのか?について解説させていただきます。
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子供と寝室は別にすべき?それとも一緒?
子供が小学校に上がるか上がらないかの時期に気になるのは「このまま一緒に寝かせていて、独立心のない子になってしまったらどうしよう…」ということですよね。
日本では小学生で分ける家庭が多い
日本の家庭の場合、小学生に上がるタイミングで寝室を分ける家庭が多いようです。
これは、子供に少しずつ自立心を持ってもらったり、自分の部屋を持つことで自ら勉強をするようにするなどという理由があります。
他にも、体格的に親と一緒に寝るのが窮屈になったり、小学校に上がるときに勉強机と一緒にベッドもそろえる家庭が多いという理由もあります。
子供も小学生になると「よその子がどうしているか?」を気にし始めますから、自然と「親と一緒に寝てるとバレるのはちょっと恥ずかしい…」と考えるケースが多いようですね(これは自然なことです)
欧米ではごく小さな頃から分けている
欧米ではちょっと事情が違ってきます。
欧米の場合、どんなに小さな赤ちゃんでもプライベートを大切にするため、乳幼児から寝室を別にするケースが多いです。
そもそも、子供を間に挟んで両親が一緒に寝るという発想がないことも多いですね(文化の違いです)
「一人で寝たい」と言い出したら
子供が小さくても、一人で寝ることにあこがれる時ってあるものです。
そんな時は、その子にとって寝室を別にするいいタイミングなので、ぜひ子供の言う通りに寝室を分けてみましょう。
ただ、健康に不安があるこの場合は、状態を見てから検討してみるようにしましょうね。
3歳未満の場合は注意
それともう一つ注意してほしいのは、3歳未満で寝室を別にしてしまう場合、子供の脳に悪影響を与えることがあるということ。
寝室を分けることで子供の睡眠の質が低下する可能性があります。
将来の問題行動に繋がるということが報告されているのです。
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子供が嫌がる場合も心を鬼にして別にする?
子供の中には、いつまでたっても親と一緒に寝たいという子もいますよね。
そんなこの場合、無理に寝室を分ける必要はありません。
結論から言えば小学校低学年の間ぐらいは一緒でも問題はないでしょう。
しかし、早いうちから子供と別の寝室にしないと、依存性の強い子になってしまうのではないかと不安になる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、実際には親と一緒に寝ている子の方が別に寝ている子の子よりも早く独立心が養われるというリサーチ結果もあるのです。
実際、日本のほとんどの家庭では小学校ごろまで親と一緒に寝ている家庭が多いですが、立派に一人前に社会人になっていく人がほとんどですよね。
とはいえ、小学校高学年、中学生になっても親と寝室が同じ…というわけにはさすがにいきません。
その場合、
- ほかの子も一人で寝てるみたいだよ
- 〇才になったら一人で寝てみる?
などと話した時に、本人が一人で寝たいというのなら、寝室を分けてみるとよいでしょう。
その際にも、無理にプレッシャーをかけることなく、様子を見ながら子供のペースに合わせてあげてくださいね。
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子供と寝室を分けたら部屋の鍵はつけない
子供と寝室を分けることを決めたとき、もう一つ悩むのが寝室に鍵は必要かどうかです。
しかし、大人ならともかく子供の場合は鍵をつけると子供に悪影響を与えてしまうことがあります。
では、本当に子供部屋に鍵は必要ないのでしょうか?
鍵をつけると子供が引きこもる?
子供の寝室に鍵をつけてしまうと、安易に子供が鍵をかけてしまう可能性があります。
内側から鍵をかけてしまうと、子供が体調を崩した時に対応することができません。
そして何よりも、子供が部屋に引きこもってしまうことが考えられます。
部屋に鍵をかけることで、自分以外には誰も入ってこないと安心してしまい、部屋に依存をしてしまう心配があるのです。
ノックをするなどルールを作り、守る
子供の寝室に鍵をかけないと、子供にとってはプライバシーがないと考えるかもしれません。
しかし、その場合はわざわざ鍵をしなくても、
- 部屋には勝手に入らない
- 部屋に入ってくるときにはノックをする
などのルールを作ってあげれば大丈夫ですよ。
ルールを作った時に大切なことは、親がそのルールを壊さないことです。
どんなに心配なことがあったとしても、「部屋に勝手に入らない」というルールを作ったのであれば、親もそのルールを守らなくてはなりません。
そうした一つ一つのルールをしっかり守ることで親と子供の信頼関係が構築されていきます。
親への信頼感が高まれば、自分の部屋への依存心が過度に生まれることもありません。
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まとめ
もしも家庭の事情がある場合は、無理強いをせず子供と話し合って納得したうえで寝室を分けるようにしましょう。
いつまでも子供が一緒に寝たがると、周りと比べて不安になるかもしれませんが、その子にはその子のペースがあります。
一人で寝たいという時期が来るまで、それまで一緒に寝てあげるのも一つの方法ですよ。
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