秋の季語は日本らしい美しい情景を思い浮かべることができるものが多く、有名なものも少なくありませんね。
この記事では秋の季語の使い方や、秋の季語を使った俳句の例文を紹介します。
俳句をこれから始めようという方や、季語について知りたい方は参考にしてみて下さいね。
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【秋の季語】俳句での使い方や考え方をくわしく解説!
「季語」は俳句の中で季節を表すために使われる重要な語句です。
秋には季語を使って情景豊かな俳句を詠むようにしたいところですね。
まずは秋の季語にどのようなものがあるのか?や使い方について紹介していきます。
こんなものまで季語になるんだ!という発見もあるかと思いますので、その理由も解説していきますね。
紅葉(もみじ・こうよう)
秋の終わり見ごろを迎える紅葉は、秋の季語として重宝されてきました。
紅葉というだけで秋を連想する方も多いのではないでしょうか。
情景が浮かびやすいので、俳句を始めたばかりの人でも扱いやすい季語とも言えます。
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秋の七草・秋桜・撫子・朝顔・菊・楓・稲
紅葉以外にも、植物や花に秋の季語はたくさんあります。
身近なものでいうと秋桜なんかはとても親しみやすい季語ですよね。
あまり難しく自分が知らない単語を使っても情景が浮かびにくく、かえって俳句を詠みにくくしてしまうこともあります。
まずは季語に親しみを感じてみるのも一つの楽しみですね。
木の実・栗・銀杏・胡桃(くるみ)・団栗(どんぐり)
木の実や栗・銀杏なども秋の季語となっています。
秋は実りのある季節なので、こういった木の実なども多く使われるんですよ。
子供でも栗や団栗は身近な物なので、学校の課題などでも使えそうですね。
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月
月は1年を通して見られるものですが、秋に特別美しい姿が見られるという理由から秋の季語として使われています。
三日月や満月も秋の季語と位置付けられていますよ。
月を他の季節の季語として扱いたい場合は「春の月」「夏の満月」といったようにするといいでしょう。
秋の空・秋の朝・秋の雲・秋の風・秋の暮れ
空や風といった一年を通して感じられるものも、「秋」という言葉を付けることで季節を表す季語にできます。
季語としては扱いやすく、直接秋を連想させることができるのでたくさんの俳句が生まれています。
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間違えやすい季語「夕焼け」は夏の季語
夕焼けを思い浮かべると同時に秋の空を思い浮かべる人も多いと思いますが、夕焼けは秋の季語ではありません。
俳句の世界では夕焼けは夏の季語と定められています。
俳句で使われる季語は旧暦をもって定められていますので、現代の感覚とは若干の差が生まれるようです。
また、長い梅雨が明けた夏の終わりの夕焼けが鮮やかに美しく見られることも、「夕焼け」が夏の季語といわれる理由です。
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秋の季語を使った有名な俳句の例文を紹介!
秋の俳句は季節感がとても美しく、名句と言われる有名な俳句がたくさんあるんだそうです。
その中でも季語のジャンル別に分けて俳句を紹介していこうと思います。
最近ではインターネット上でも句会が開かれていたりと俳句を詠みたい人も増えてきていると思います。
様々な秋の季語の例文を目で見て、心で詠んで、情景を思い浮かべてモチベーションにつなげましょう。
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「秋の植物」に関する有名な例文
- 一枚の 紅葉かつ散る 静かさよ(高浜虚子)
- 里人は 稲に歌よむ 都かな(松尾芭蕉)
- 柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
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「秋の花」に関連する有名な例文
- 朝顔の 今や咲くらん 空の色(夏目漱石)
- コスモスの 夜の花びらの 冷えわたり(中村汀女)
- 怪しさや 夕まぐれ来る 菊人形(芥川龍之介)
「スポーツの秋」に関する秋の例文
- 体育の日 スタートダッシュの 腕の張り(鈴木榮子)
- うんどうかい リレーのせんしゅ なれるかも(インターネット俳句佳作作品)
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修学旅行の俳句に秋の季語を使う
修学旅行の課題の一つとして、俳句を扱うことも多いです。
秋に修学旅行が実施された場合は秋の季語を取り入れて俳句を詠むようにしましょう。
ここでは、俳句初心者の筆者がこれまで紹介してきたことを踏まえて実際に俳句を詠んでみたいと思います。
上手い下手は別として、俳句を詠む楽しさを知ってもらえると幸いです。
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秋の季語:植物を題材にした俳句の参考例
- 山々の 紅葉彩る 金閣寺
修学旅行と言えば、京都ですよね。秋の金閣寺が印象に残る人も多いかと思いますので、季語を取り入れて詠んでみました。
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秋の季語:空を題材にした俳句の参考例
- 秋の暮れ 家路をたどる 寂しさよ
修学旅行の帰り道は、にぎやかな道中とは違って名残惜しさや寂しさが印象的です。
楽しかった修学旅行を思い出して、上手に季語を取り入れたいですよね。
まとめ
今回は、俳句の秋の季語にスポットを当てて紹介しました。
美しい季語を通して日本の良き文化として俳句がこれからも愛されていくと良いですね。
なお、本文では筆者自ら俳句に挑戦しましたが、あくまでド素人の句なのでご了承いただければ幸いです。
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