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将棋の永世称号とは?資格を得る条件と主要タイトルの現在の保持者

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最近の将棋界は過去に例がないほどに注目が集まっていますね!

藤井聡太さんが連勝記録や最年少記録を達成したり、加藤一二三さんが引退したり…などなど、注目を集めているできごとが続いています。

そんな中でも、羽生善治さんによる「永世七冠達成」は過去に例がないまさしく前人未到の偉業といえますが、

この「永世」の称号ってどいういうものなんだろう?と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、将棋の永世称号とはどのようなものなのかや、資格を得るための条件、現在の保持者について解説します。

また、永世と名誉の2種類があるのがなぜなのかも解説していますので、参考にしてみてくださいね。

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将棋の「永世称号」とは

将棋 永世称号

将棋の情報を調べてみると、主に過去のトップ棋士の肩書として「永世名人」などの呼び方が見つかりますよね。

以下では、この「永世称号」とはどういうものなのかについて、具体的にみていきましょう。

「永世」は殿堂入りしたトップ棋士の称号

将棋の永世称号とは、主要なタイトル戦で長期的にタイトルを保持した人に与えられる殿堂入り棋士の称号です。

たとえば、将棋のタイトル戦で序列の高い棋戦に「竜王戦」というものがあります。

この竜王戦で何度もタイトルを獲得して殿堂入りすると、「永世竜王」となるわけですね。

一部のトップ棋士は複数のタイトル戦で永世称号を獲得することもありますが、ひとつ持っているだけで将棋界の伝説的なトップの扱いです。

王座のみ「名誉」称号の理由は?

将棋のタイトル戦は8大タイトルがありますが、叡王戦を除く7大タイトルに殿堂入りの称号があります。

そのうち王座戦の称号だけは「名誉王座」となり、そのほかの6つは「永世」の称号が使われます。

王座戦がなぜ「名誉」なのか、ということですが、これは囲碁のタイトル戦からきていると言われています。

囲碁のタイトル戦にも王座戦というものがあり、その殿堂入り称号が「名誉王座」だったため、将棋界でもそれに揃えて名誉王座となったのが理由です。

永世称号の資格獲得条件

タイトル戦でタイトルを長期間保有している永世称号を得ることができますが、この「長期間保有」というのは具体的にどのぐらいでしょうか。

以下、それぞれの永世称号の資格を獲得するための条件を紹介します。

永世資格の獲得条件はタイトルによって違う

7大タイトルの永世称号の獲得条件は以下のようになります。

7大タイトルの永世称号獲得条件

  • 永世竜王:連続5期(または通算7期)
  • 永世名人:通算5期
  • 永世王位:連続5期(または通算10期)
  • 名誉王座:連続5期(または通算10期)
  • 永世棋王:連続5期
  • 永世王将:通算10期
  • 永世棋聖:通算5期

※「連続」と「通算」の違いについては後で説明しています。

なお現在の将棋の主要タイトル戦は叡王戦を加えて8大タイトルです。

↓現在のタイトルホルダーの一覧はこちらの記事の後半で紹介しています。

>>将棋タイトルの序列を解説!現在の名人・竜王保持者やその契約金は?

しかし、叡王戦についてはできたばかりのため永世称号の規定はまだありません。

これから叡王戦が続いていけば日本将棋連盟が称号の規定を作ると思われます。

「通算」と「連続」の違い

永世称号の獲得条件には「通算」と「連続」があり、両方の条件があるタイトルではどちらか一方を達成すれば称号を獲得できます。

通算は、防衛戦でタイトルを奪われたとしても、その後奪い返すことでタイトルを保持した期数の合計で条件を満たせば称号を獲得できます。

連続は、タイトルを獲得してから途切れることなく防衛し続けた場合です。

たとえば、永世竜王の称号を持っているのは渡辺明さんと羽生善治さんの2人です。

渡辺明さんは連続5期タイトルを維持して永世竜王の資格を獲得しており、羽生善治さんは通算7期で永世竜王の資格を獲得しています。

主要タイトルの現在の永世称号保持者

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