この記事では、中学校や高校の読書感想文テーマに選ばれることの多い、「バッテリー」(あさのあつこ著)の読書感想文の書き方を紹介します。
例文も1つ載せていますので、「何から書き出したらいいのかわからない」という状態の方にも役立つと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
[ad#co-1]
「バッテリー」内容あらすじ
作者「あさのあつこ」さんが手がけた、全6巻からなる少年野球を題材にした本です。
主人公「原田巧(たくみ)」は、誰もが認める才能を持つピッチャー。
ストイックなまでに自己を高めようとする一方、プライドが高く、その自信を全く隠そうともしないため、周囲と衝突することが多い巧。
そんな巧に転機となったのは、引っ越し先で出会った「永倉豪(ごう)」というキャッチャーの存在です。
「バッテリー」は、野球を通じて登場人物が真剣にたがいと向き合い、精神的に成長していく姿を描いた作品とみることができます。
[ad#co-2]
「バッテリー」読書感想文の書き方のポイント
バッテリーを題材に読書感想文を書く際の、書き方のポイントについてご紹介します。
バッテリーで読書感想文を書く時のポイント
- ポイント①:登場人物の人間関係
- ポイント②:成長のストーリー
- ポイント③:他人の感想を読んで参考にする
ポイント①:登場人物の人間関係
本作品の一番の魅力は、登場人物たちの繊細な心理描写によって浮かび上がる「人間関係」です。
作中の場面によって感情描写される人物が切り替わり、それぞれの登場人物の感情が描かれいきます。
登場人物それぞれの視点に注目して、自分が感じたをまとめるのもよいでしょう。
[ad#co-3]
ポイント②:成長のストーリー
登場人物たちの心理描写と共に、主人公たちの成長もまた本作品の魅力です。
いくつかの場面を比較して、登場人物たちの変化に注目してみましょう。
彼らがどのような成長をしたのかをまとめ、そのことに自分が何を感じたのかを書き加えると良い読書感想文になります。
本作品はかなりの長編になるので、感想文を書くのが難しい時には1つの場面だけに注目して書いてみてください。
ポイント③:他の人の感想を読んで参考にする
どのように書こうか迷っている時には、他の人の書き方を参考にしてみましょう。
バッテリーは、多くの人が読書感想文の題材として書いています。
他の人の読書感想文を読んでみることで、「こういう読み方もあるんだ」「このシーンではこういうことに注目すれば良かったんだ」ということに気づくこともあります。
あなた自身の作品への理解を深めることにもなりますので、他の人の読書感想文をたくさん読んでみることをおすすめします。
↓こちらで1つ読書感想文の例文をのせておきますので、よければ参考にしてみてください。
[ad#co-4]
「バッテリー」の読書感想文の例文
本のタイトルとなっている「バッテリー」とは、野球のピッチャーとキャッチャーのことを指します。この本の物語の主人公の原田巧は、才能あふれるピッチャーとして田舎町に引っ越してきました。
巧は、人と関わるのが嫌いでとてもストイックな性格です。
引っ越し初日に偶然出会ったキャッチャーの永倉豪と、巧はバッテリーを組むことになります。
豪は、自分のことよりも相手のことを優先して考えるような、友達思いの子でした。
巧はそんな豪にいつしか心を開くようになり、バッテリーとして「運命の出会い」とまで感じるようになりました。
巧と豪のように、ぼくにも大切な友達がいます。
しかし、いきなり引っ越してきた巧に対して、ここまで優しく親切に接してくれる豪の優しさに、とても感銘を受けました。
友達や家族を「思いやる心」というのは、とても大事なことです。
人だけではなく動物やモノといった、ぼくたちの日常にも当てはめることができると思います。
また豪の優しさだけではなく巧の素直さがあったからこそ、「運命の出会い」とまで感じられるバッテリーになれたのではないでしょうか。
「友達同士、お互いに理解し合うには、歩み寄る勇気と思いやりがないと成り立たない。」
そんなことを学ばせてくれたのが、この「バッテリー」という本でした。
この本との出会いもまた、ぼくにとっては「運命の出会い」だったかも知れません。
[ad#co-5]
「バッテリー」が中学生の読書感想文におすすめな理由
あさのあつこさん作の著書「バッテリー」は、全巻6冊に及ぶ大作です。
登場人物それぞれにしっかりとフォーカスが当たっているので、様々な切り口から感想文を書きやすい作品となっています。
特に中学生にとっては、同年代ということもあり感情移入をしやすく読みやすいという点も、様々な人に感想文を書かれている理由となっているでしょう。
また、「バッテリーI」は読書感想文推薦図書としても挙げられているので、感想文の題材として選ばれやすい作品です。
まとめ
2人の野球少年と周囲との関わり合いを描くことで、日常の些細なことを大切にしようと訴えかけてくるような作品です。
作者が、読み手によって受け取り方が異なるように工夫してるため、長作にも関わらずあっという間に読み終えてしまいます。
とても良い本なので、「バッテリー」でぜひとも読書感想文を書いてみて下さいね。
[ad#co-study]