夏が近づくと、各地で開催される楽しいお祭り。
たくさんの露店が並ぶ中、「金魚すくい」を楽しんだ経験のある方は多いのではないでしょうか。
すくった金魚を家に持ち帰り、かわいいなあ…と眺めていると、癒されますよね。
しかし、金魚も生き物なので、どんなにかわいがっても寿命がくればいずれ死んでしまいます。
そこで本記事では、金魚が死んでしまった時の対処法について、説明していきたいと思います。
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金魚が死んだら…発見直後の対処方法
水槽内で金魚が死んでしまった時は、素早く別の場所に移すなどして、隔離してあげましょう。
腐敗のため水槽の水質が悪化し、においがきつくなったりするからです。
また、水槽内にほかの健康な金魚がいる場合、死体と同じ水槽内にいさせると病気の感染が広がったりするので、なおさら早く移してあげる必要があります。
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その後の対処
庭がある場合はその一角に、なければ鉢やプランターなどに埋めてとむらってあげるのがいいでしょう。
花や野菜が植えてある場合、それらへの影響も考えられるので、すこし距離を置きます。
マンションなどで庭がなく、またプランターも置きづらいという方には、少し悲しいかもしれませんが、可燃ごみとして処理する方法もあります。
ここで注意しなければいけないことは、しっかり密封をしないとにおい(死臭)が周りに漏れてしまうということです。
マンションなど多くの人が住んでいる場合、ほかの人に迷惑が掛かってしまい苦情が来る可能性もあります。
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死んだ金魚をトイレに流すのはNG?
基本的に、死んだ金魚をトイレに流すのはおすすめすることができません。
かわいそうという道徳的な意味合いもありますが、これよりも大事な問題があります。
それは、トイレが詰まってしまう可能性があるということです。
すくったばかりの小さなものならば大丈夫かもしれませんが、中には大きく成長するものもあります。
それらの個体を流してしまうとトイレが詰まってしまう恐れがあるのです。
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金魚は死んだら水に浮く?沈む?
結論から言うと、金魚が死んでしまった場合、浮く場合と沈む場合のどちらのパターンも考えられます。
よくテレビ番組などで、川や湖に死んだ魚が浮いている映像を見かけますよね。
あれは微生物が死体を分解した際に発生したガスが体内に溜まり、それが浮力となって浮くのです。
死後時間があまりたっていないときにはまだ体内にガスがたまっていないので、浮かない可能性もあります。
つまり、死んでしまうと必ずしもすぐに浮いてくるというわけではないのです。
もし、金魚が長時間じっとしていて生きているのかわからない場合は、棒などでやさしく金魚の体を触ってみましょう。
生きていればすぐに動き出しますし、あまり反応がなければ残念ながら死んでしまっている可能性が高いです。
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金魚が死んだら水槽はどう処理する?
水槽内はすべてキレイに、衛生上安心な状態にする(リセット)ことをお勧めします。
確実に病気に無関係、また死の原因が確実に白点病の死の場合は、そこまでシビアになる必要はありません(白点病の原因となる菌は、どこにでもいる常在菌です)。
しかし、実際のところ金魚の死因というのははっきりと分からず、どんな細菌が水槽内にいるのも確定できません。
なので、死因がはっきりしない場合は、隅々まできれいにすると良いと思います。
ここからは、2つに分けて処理方法を説明していきます。
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洗剤、たわしはNG
水槽を清掃するときは、洗剤やたわし等の固いものは使ってはいけません。
万が一洗剤の成分が残っていると、その成分で次に入れた魚が死んでしまう危険性があるからです
また、たわしのように鋭利なもので磨いてしまうと水槽内に傷がついてしまい、のちに水を入れた際に圧力がかかって壊れてしまう可能性もあります。
天日干しが大事
水槽の清掃が完了したら、いったん天日干ししましょう。
水やお湯で丁寧に洗ったのち、日光にさらして天日干しすることで、たいていの菌はいなくなります。
その他アイテムの処理
砂利やフィルターなども水でよく洗い、日光に当てて消毒すると良いでしょう。
水草も生き物なので、干したり、薬剤を使うと死んでしまいます。
たいていの場合、水でしっかり洗えば大丈夫ですが、病気などの感染が心配な場合は、廃棄した方が良いでしょう。
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