税理士試験を受験している人は受験期間が必要なので、どうしてもその分、年齢があがってしまいますよね。
税理士事務所で未経験者が採用されるのは、一般的には28歳くらいまでと言われていますが、実際にはもう少し上の年齢でも採用されるケースもあるようです。
今回は、税理士事務所への転職活動と応募時の年齢の関係について考えてみましょう。
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税理士事務所に転職する年齢で一番多いパターン
税理士事務所に転職する方で、一番多いパターンというのは、20代前半~なかばぐらいから税理士試験の勉強を始めて、1科目~3科目に合格、そこから税理士事務所で実務経験を積みながら5年ぐらいかけて残りの2~4科目に合格、というパターンですね。
税理士事務所転職で多いパターン
- 20代前半~なかばぐらい:税理士試験の勉強を開始
- そこから1年~2年:1~3科目の科目合格を得た時点で転職活動開始
- さらにそこから5年ぐらい:残りの科目合格で税理士資格取得
もちろん、税理士試験というのは基本的に暗記と計算のトレーニングが重要な試験ですから試験への挑戦は年齢的に若いほうが有利であるのは間違いありません。
30代から税理士を目指し始める、という方も中にはいますが、スタート時点は早ければ早いほうが有利というのが業界的な傾向といえます。
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未経験者が税理士事務所に転職できる年齢
実際の求人情報を見ると、税理士事務所では一般企業より高い年齢での就職が可能となっていることが多いです。
25歳~35歳くらいが転職を歓迎される年齢
税理士事務所は一般企業と違い、会計や税務の高い専門知識と実務経験が求められます。
税理士事務所に就職することを目標に会計や税務の高い専門知識をつけようとして、日々、税理士試験の受験勉強をして努力をしている方も多いです。
税理士事務所でも入所条件の年齢は、受験勉強をしなければならない分、未経験者でも一般企業の入社条件より高い年齢を設定しているところが多くなっています。
一般の企業での転職は28歳くらいまでと言われますが、税理士事務所では25歳から35歳くらいまでを条件にしているところが多いのです。
税理士事務所ごとに歓迎される年齢は異なり、税理士事務所の所長の年齢が若ければ、若い年齢の人のほうが歓迎される傾向にあります。
税理士事務所の所長の性格にもよりますが、上限が35歳くらいまでと言われているのは、所長の年齢が高い場合でも指導しやすい年齢が、35歳くらいまでだからです。
指導する側は、若い人のほうが教えたことの吸収も早く、素直に指導を受け入れてくれると思っています。
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税理士事務所の採用で重要視される社会人経験
税理士事務所では一般の企業のような新人研修がほとんどなく、社会人としての経験や実績があると歓迎されることが多いですね。
具体的には次のような経験がある方は税理士事務所ではその経験が評価の対象となることがあります。
社会人としての経験と実績があれば転職を歓迎される
税理士事務所は一般の企業と違い、社会人研修を行わないところが多く、入所時には社会人としてのマナーを身につけている人が歓迎されます。
さらに、今までの経歴として経理業務をしていたことがあれば、会計・税務業務を理解しやすいので歓迎されます。
ほかにも税理士事務所では、クライアントとコミュニュケーションをとる機会も多いのですが、クライアントは中小企業の経営者ですので、営業マンとしての経験があることも歓迎されますよ。
未経験者が税理士事務所に就職したときの年収相場
さて、税理士事務所に未経験で入所した場合、気になるのがお給料の相場ですよね。
お給料の相場も税理士事務所によってさまざまなのですが、年収300万円程度から年収450万円程度です。
年収の違いは、その税理士事務所の方針、就職してから期待される業務内容、年齢、今までの社会人としての知識や経験などによります。
税理士試験の5科目合格をしている人や合格科目が多い人ほど、高い年収が期待できます。
また社会人としての経歴に経理部門の責任者があったり、入所の際に知人をクライアントとして紹介することができれば、450万以上の年収を提示されることもあります。
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まとめ
税理士事務所が未経験の場合に、税理士事務所に就職できる年齢は、25歳から35歳くらいです。
就職するときには社会人としての経験が役にたち、年収も社会人としての経験に左右されますので、税理士試験の受験をしながら働いている今の努力が、将来の役に立つことになります。
社会人としての経験としては、社会人としてのマナーやコミュケーション能力を身につけていること、経理業務経験があれば歓迎されますよ。
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