- 夜中に金縛りがしょっちゅう起こる。ひょっとして最近亡くなった親せきのせい…?
- 耳鳴りで耳鼻科に行ったけれど「異常なし・原因不明」と言われた…。原因不明ってやばくない?
- そもそも金縛りとか耳鳴りってどういう仕組みで起こっているの?
夜中や朝方に突然起こる金縛り。本当に怖いですよね。
病院で「原因不明」なんて言われたり、「幽霊のしわざなのでは…?」と疑ったりして不安でしょうがないという方も少なくないでしょう。
しかし、結論からいうと心配はありません。
金縛りや耳鳴りは必ずしも霊のしわざではなく、その原因は単純に体の調子が良くないことである場合がほとんどなのです。
>>「金縛りの解き方」についてはこちらの記事で解説しています
この記事では、金縛りや耳鳴りが起こる原因を分かりやすくお話ししますので、参考にしてみてくださいね。
そもそも金縛りとは?
金縛りとは、ごく簡単にいうと「目は覚めているのに体が覚めていない状態」「意識はあるのに体が眠ったままの状態」のことを言います。
「金縛りだ!」と分かっていても動けないのは、体が眠ったままで脱力しきっているからなのです。
どうしてそうなるのか、原因はまだはっきりしていません。
医学的には「睡眠麻痺」や「夢の一種」と言われています。
よく「幽霊を見た」「怖いものを見た」という話も多いですが、これは恐怖心から怖いものが目に見えるようになる、という説が有力です。
金縛りが起こるのは、良い睡眠を取れていない証拠
金縛りは睡眠障害ですから、寝方が悪いと起こりやすいものと考えられます。
ストレスを抱えている、夜更かししたなど、体に良くない要素があると人は気持ち良く眠れません。
するとうまく休めることが出来ず、意識だけ目覚めてしまうことがあります。
金縛りは不規則な生活を送っていて、かつあお向けで寝ると起こりやすいです。
金縛りに悩んでいる人はライフスタイルを見直して、横向きで寝てみると良いでしょう。
耳鳴りの原因はストレス?
金縛りに悩む方の中には、同時に耳鳴りに苦しんでいる人が少なくありません。
ですが、耳鼻科に行っても耳自体に問題はないと言われることがほとんどでしょう。
というのも、金縛りも耳鳴りも、実は精神的な理由があることが多いからなんです。
どうやって耳鳴りが起こるのか
耳鳴りの多くは、鼓膜の奥にある器官がダメージを受けることで起こります。
外から聞こえてくる音は鼓膜が震えて奥にある器官に伝わり、それを脳が認識することで、私たちは音が聞こえます。
しかし器官が傷つくと外の音が聞こえづらくなり、代わりに「体内の音が聞こえている」状態になるのです。
この体内の音が耳鳴りで聞こえる音の正体です。
しかも器官のダメージとは出血のようなものではないため、耳自体は問題ないことがほとんどです。
自律神経の乱れが耳鳴りの原因であることも
器官が傷つく原因は様々ですが、一番多いのはストレスによる自律神経の乱れです。
日々の生活でストレスがたまると、耳の器官が機能しなくなり、耳が聞こえなくなることがあります。
いきなり耳が聞こえなくなる「突発性難聴」というのもありますが、耳鳴りもそれに近いものです。
耳鳴りに悩んでいる人はほとんどの場合、どこか体に不調があります。
そのため整体に行ったら改善した、という体験談は非常に多いです。
金縛りで幻聴やしびれ、鳥肌が起こることも
金縛りで幻聴やしびれ、鳥肌が起こるのは「金縛りで体が動かない」ということからくるストレスが原因です。
普段私たちは「体が動かない!」なんて状況にはなりませんよね。
ですが、金縛りはその「普段起こらない状況」が起こっています。
そんな状況は、自覚している以上にずっと体にストレスがかかるもの。
そのため瞬間的に体がダメージを受け、聞こえないものが聞こえたりしびれを感じたりするというわけです。
まとめ
金縛りや耳鳴りの原因について解説しました。
本当に健康な人なら、心霊現象でもない限りどちらも起こりません。
金縛りや耳鳴りに悩んでいる人はライフスタイルを見直したり、病院や整体に行ってみて下さいね。