（「スーパームーンの後には地震が来る」には科学的根拠なし！その理由を説明します）
「スーパームーンが来ると、大きな地震が起こるって聞いたけど本当？」
今回はこの疑問にお答えします。
確かに、「月と地震は関係がある（実際に引力で引きあっている）」というお話はよく聞きますし、万が一にも大きな地震が起こったら命にもかかわりますから怖いですよね。
こんなウワサを聞いたら、のんびりスーパームーンを楽しむどころではありません。
スーパームーンが話題になる度に、どこからか「大地震が起こる」というウワサがネットに流れます。
ですがご安心ください。
スーパームーンと大地震は、関係がありません（科学的な根拠がありません）
なぜそう言えるのか、真相を解説します。
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スーパームーンと地震に因果関係がない理由
スーパームーンと地震はそこまで大きな関係はありません。
その理由は、以下の3つです。
「スーパームーンと地震は関係がない」と言える根拠
- ①スーパームーンとドンピシャで起こった大地震（震度6以上）は観測されていない
- ②起こったとしても、スーパームーンの日と近くて前後3週間～1か月がほとんど
- ③2016年の熊本地震は、月が地球とかなり遠い位置にあった時に発生
スーパームーンの前後1か月～3週間くらいに起こった地震は、たしかにあります。
ですが必ずしも起きているわけではありませんし、前後1か月～3週間って範囲が広すぎですよね。
これでは科学的な根拠があるとは言えません。
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【過去データ】スーパームーンと地震が起こった日
2011年3月11日の東日本大震災はスーパームーンの8日前に発生しました。
他には2015年のニューギニア付近(スーパームーン3日前)、2016年の福島県沖(スーパームーン8日後)に大きな地震発生しています。
ですが、大地震と言えるのはそのくらい。
他にもスーパームーンの前後3週間で地震は起こった年はいくつかありますが、どれも震度3以下です。
2017年～2019年でも、これといって地震は起きていません。
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そもそもスーパームーンとは？地震との関係のデマが噂される理由
スーパームーンとは、地球と近い時の満月と新月のことです。
月は地球の周りを回っていますが、だ円形で回り続けているため「地球と遠い月」と「地球と近い月」があるのです。
スーパームーンの満月はいつもより少し大きく、明るく見えます。
昔から人間は、月と地震などの災害を結び付けて考えました。
東日本大震災もスーパームーンと近い時に起こったため、「スーパームーンと地震は関係あるのでは」と思ってしまうのでしょうね。
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まとめ
今回は、スーパームーンと地震の関係について解説しました。
スーパームーンと地震は直接関係ありませんが、いつ大きな地震がくるかということも分かりません。
地震の準備はしっかりとしておきましょうね。
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