この記事では『三国志』のあらすじについて解説します。
三国志はゲームや映画でも定番の人気題材ですが、「キャラクターや用語が多すぎて、どういう内容か分かりづらい」「キャラクター名は知ってるけど、全体的な内容は知らない」という方も少なくないのではないでしょうか。
キャラクターの紹介を交えながらわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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『三国志』のあらすじを簡単に説明!
「三国志」あらすじ
三国志は、およそ1800年前の中国についてかかれた書物です(実際の歴史に基づく物語です)
この時代の中国大陸では、「後漢」という国が崩壊寸前で反乱や食料不足が続いていました。
そんな中で、新たに天下を統一しようとする3つの国が出てきます。
魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の3国です。
3つの国はそれぞれ相手の国を攻めたり、自分の部下にしたりしながら国を大きくしていきます。
はたして、天下を統一するのはどの国でしょうか。
武将がたくさんの敵をなぎ倒すシーンも見ものですが、単純にたくさんの兵を持つ勢力が勝つばかりでないのも面白いところです。
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『三国志』の登場人物
『三国志』は多彩なキャラクターが登場するのが魅力の作品です。
ここでは、そんな中でも特に重要な人物7人を紹介しますので、参考にしてみてください。
「三国志」の主要な登場人物7人
- 曹操(そうそう):魏の国王。気性は激しいが、戦や内政が得意
- 劉備(りゅうび):蜀の国王。情に厚く、困っている人を放っておけない
- 孫権(そんけん):呉の国王。家臣達との結束が強く、慎重
- 関羽(かんう):蜀の武将で、劉備と義理の兄弟。義理堅く、曹操にも評価されている
- 張飛(ちょうひ):蜀の武将で、劉備と義理の兄弟。熱くなりやすい性格
- 孔明(こうめい):蜀の軍師。別名、諸葛亮。蜀を勝たせるために様々な策を練る
- 周瑜(しゅうゆ):呉の軍師。孫権からとても信頼されている
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『三国志』の最大の見どころ!赤壁の戦い(ネタバレあり注意)
赤壁の戦いは、劉備と孫権が協力して曹操を破った戦いです。
当時、曹操は数十万の軍隊を持っており、劉備や孫権に勝ち目はありませんでした。
しかし、軍師たちの活躍により、たった数万の軍勢で曹操軍を撃退したのです。
この戦いの後、三国の力が同程度となり、ますます争いが激しくなっていきました。
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赤壁の戦いが起こったわけ
戦いが起こったきっかけは、荊州という豊かな土地をめぐって、曹操と劉備が対立したことです。
荊州の国王は曹操に降伏しましたが、国民は劉備といっしょに逃げました。
追ってくる曹操を劉備が迎え撃とうとした場所、それが「赤壁」と呼ばれる場所でした。
劉備と孫権の同盟
劉備だけでは曹操軍に勝てないと思っていた孔明は、ウソをついて同盟を結ばせます。
当初、孫権や周瑜は、戦いに参加しないつもりでした。
そこで、孔明は「周瑜の妻を曹操が狙っている」というウソを教え、周瑜が曹操と戦う気持ちになるように仕向けました。
その結果、孫権が周瑜の意見を尊重し、劉備と同盟を結ぶことになったのです。
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周瑜と孔明の知恵比べ
周瑜は孔明に対して「10万本の矢」を集めてくるよう無理難題を言いつけます。
これは、孔明が今後危険な敵になることが予想できたため、依頼を達成できなかったことを理由に殺してしまおうと考えたからです。
しかし、孔明はこの無理難題を解決してみせました。
カカシを立てた船を用意し、霧が深い夜に曹操軍の前を通らせ、敵が射かけた矢を回収することで調達したのです。
周瑜の策略
曹操が船で進軍していることを知った周瑜は、戦を有利に進めるために3つの策を立てました。
まず、「裏切ろうとしている者がいる」とニセの情報を流し、船での戦が得意な武将を曹操に殺させました。
次に、曹操の軍師のひとりをだまして「船同士をくさりでつないだ方が速く進む」という提案をさせました。
最後に、つないだ船のひとつに火をつけ、燃え広がれば相手へ大きな被害が出ると考えました。
孔明の起こした風
周瑜の立てた作戦の問題は風の向きでした。
火を曹操軍に燃え広がらせるには追い風が必要ですが、その時吹いていたのは向かい風でした。
そこで、孔明が祈るとたちまち追い風が吹くようになり、周瑜の計算通りに大勝利したのです。
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まとめ
今回は、『三国志』の「赤壁の戦い」について分かりやすくお伝えしました。
「赤壁の戦い」は孔明と周瑜の知恵によって戦況が変わっていくのが見どころです。
武力による戦争よりも、軍師の策略を楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください!
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