「歴史って、教科書を読んでもたいくつでよく分からない…」って思った経験、ありませんか？
そんな方には、歴史をテーマにした漫画でおおまかにストーリーや時代の流れを理解するのがおすすめですよ！
教科書だと単なる「暗記項目」にしか思えない歴史上の人物も、漫画の登場人物になると一気にいきいきと物語を追いかけることができるようになるんです。
今回は、中学受験・高校受験にも最適な歴史漫画8本を厳選して紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね！
歴史漫画のおすすめ（古代編）
古代は、紀元前2000年～紀元後5世紀ごろをさします。
中国では、諸侯たちが領土争いにあけくれ、ヨーロッパでは、豊かな芸術・文化が発達しました。
古代が舞台の漫画は、建築物に注目して読むと面白いかもしれません。
この時代の建築物は、現在世界遺産に登録されているものが多く、漫画にも多数登場しています。
そういったものを知るのも楽しいですよ。
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キングダム：始皇帝の中華統一までを描く！
キングダムは、中国の春秋戦国時代を舞台に、始皇帝が中華統一するまでの物語です。
『週刊ヤングジャンプ』で連載されていて、単行本は現在51巻まで発売しています。
戦災孤児の少年・信は、奴隷の身分ながら、いつか戦争で武功をたて、「天下の大将軍」になることを夢見ています。
ひょんなことから、未来の始皇帝となる王・政に出会い、彼をとりまく内乱に巻きこまれていく…といったストーリー。
息をのむほどの緻密な戦闘シーン、圧巻の大軍勢描写など、見どころはたくさん！
この作品を読めば、戦国の七雄、諸子百家、始皇帝の軌跡などが楽しく覚えられますよ。
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王家の紋章：ファラオと現代イギリス人の恋の結末は？
王家の紋章は、古代エジプトのファラオと現代からタイムスリップしてきたイギリス人の恋愛物語です。
『月刊プリンセス』で連載されており、単行本は64巻まで発売しています。
エジプトに留学中のイギリス人お嬢様・キャロルの父がファラオの墓をあばいてしまい、キャロルは古代エジプトにタイムスリップしてしまいます。
現代人女性ならではの価値観、エジプトではありえない白い肌に金髪碧眼の美貌の持ち主であったことによって、若きファラオ・メンフィスと愛し合うように。
しかし、「不思議な姫がいる」とうわさになり、キャロルはエジプト内部や諸外国から狙われてしまいます。
主人公が現代人なので、古代と現代の差が読者に分かりやすく描かれています。
ヒッタイト、バビロニア、アッシリア、メディアなど、古代の王国がたくさん登場するので、古代諸国が苦手な方には特におすすめです。
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テルマエ・ロマエ：文化面から古代ローマを見よう！
テルマエ・ロマエは、古代ローマ人が現代日本にタイムスリップしてしまい、浴場文化におどろく物語です。
単行本は全6巻、完結済みです。
阿部寛さん主演の映画も記憶に新しいですね。
五賢帝の1人であるハドリアヌス帝の時代、浴場専門の建築技師・ルシウスは、失業一歩手前の状態です。
気分転換に入った公衆浴場ですが、なぜか現代日本の銭湯とつながっていました。
日本の浴場文化に感動したルシウスは、ローマの浴場デザインに活かします。
「ローマ人から見た日本」という視点が面白く、今まであまり描かれてこなかった古代ローマを文化的側面で知ることができる作品です。
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歴史漫画のおすすめ（中世編）
中世は、5世紀～15世紀ごろをさします。
ペストの流行、6回にわたる十字軍、ルネサンスや百年戦争といった暗黒面が強い、混乱の時代です。
この時代の漫画は、戦争シーンがポイントです。
技術面が発達し、ロング・ソードなど新しい武器も登場しています。
武器や戦闘方法などに注目してみるのは、いかがですか？
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純潔のマリア：魔女と百年戦争の関係って？
純潔のマリアは、戦争を嫌う魔女が愛と運命の間で葛藤する物語です。
単行本は全4巻、完結済みの作品です。
ジャンヌ・ダルク処刑後の百年戦争末期、戦争を嫌う魔女・マリアは、日々妨害工作をしていました。
しかし、特別な力が人間に干渉することを許さない天使・ミカエルは、マリアのことをよく思いません。
ミカエルは、マリアに純潔を失うと、魔力がなくなるという罰を与えます。
魔女としての快楽か、愛か、マリアは選択を迫られることに。
中世を舞台にした作品では特にリアルに描写されているので、百年戦争や中世の騎士・農民の文化を知りたい方におすすめ。
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薔薇王の葬列：イギリス版関ヶ原！薔薇戦争を描いた作品
薔薇王の葬列は、両性具有の王が王にいたるまでの物語です。
『月刊プリンセス』で連載中で、単行本は10巻が発売しています。
百年戦争後、イギリスでは王権をめぐって、赤薔薇のランカスター家と白薔薇のヨーク家が対立関係に。
ヨーク家のリチャードは、男女ふたつの性をもって生まれたため、「悪魔の子」と呼ばれ恐れられています。
ある日、羊飼いに変装していたランカスター家の王・ヘンリーと出会います。
お互いに敵同士と知らず、2人はひかれあいます。
しかし、両家の対立は彼らを容赦なくむしばんでゆくのです。
薔薇戦争はイギリスのその後に大きく関係しており、イギリス版関ヶ原の戦いともいえます。
対立構造や流れが分かりにくい、薔薇戦争や当時の宗教感を簡単に理解できる作品です。
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歴史漫画のおすすめ（近世編）
近世は、16世紀～19世紀初頭をさします。
大航海時代、絶対王政、市民革命・産業革命など、歴史の変革期にあたる時代です。
近世が舞台の漫画は、政治に視点を置いて読むと面白いですよ。
この時代の政治の考え方は、現代の政治にも応用されています。
読みながら、「あっ！」と気づくのも楽しいです。
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ベルサイユのばら：男装の麗人がフランス革命前夜を駆けぬける！
ベルサイユのばらは、男装の軍人がフランス革命にいたるまでの悲劇と隠された愛に触れる物語です。
単行本は全10巻、完結済みです。
父の意向で男性として育てられた主人公・オスカルは、ルイ16世の妃となったマリー・アントワネットと出会います。
奔放なマリーはぜいたくの限りをつくし、民衆の怒りを買ってしまうことに。
一方、オスカルは軍人としての自分と女性として男を愛してしまう自分に葛藤します。
激動の時代を生きた女性たちの愛を描いた作品です。
ベルサイユのばらは、どうして、フランスは革命にいたったのかを教えてくれます。
オスカルがフランス革命初期のバスティーユ牢獄襲撃で亡くなってしまうため、フランス革命の流れを知るには不向きかも？
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イノサン：処刑人から見たフランス革命とは？
イノサンは、フランス革命を生きた処刑人の数奇な人生を描いた物語です。
単行本は全9巻、現在は続編「イノサン Rouge」が『グランドジャンプ』で連載中です。
マリー・アントワネットやルイ16世を処刑した処刑人、シャルル＝アンリ・サンソンは、処刑人として差別され、家業が嫌いでした。
彼は、さまざまな理由で死んでゆく囚人や社会の理不尽さに触れます。
「死刑制度をなくす」という目標をもち、そのために処刑人として生きることを決意するのでした。
処刑人の知られざる仕事内容や当時のフランス社会、フランス革命の流れを知ることができます。
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栄光のナポレオン エロイカ：ナポレオンの絶頂から没落まで！
栄光のナポレオン エロイカは、ナポレオンの台頭からセントヘレナ島での没落まで、その一生を描いた物語です。
単行本は全12巻、完結済みです。
フランス革命後、ロベスピエールを中心としたジャコバン派が恐怖政治を行い、人々は疲弊していました。
ジャコバン派を支持していたため、追放されていたナポレオンは、チャンスを与えられ、武功をたてます。
民衆の心をつかみ、栄光への道を着実に歩んでゆくのですが…？
第一帝政、大陸封鎖令、対仏大同盟、エトセトラ。
この時代は、諸外国の思惑がからみつき、訳が分からなくなる方も多いのでは。
この作品は、ナポレオン関連の戦争・政治の流れだけでなく、19世紀初頭のヨーロッパ史まで分かります。
当時の社会情勢が知りたい方にもおすすめです。
まとめ
今回は、おすすめの歴史漫画について紹介しました。
受験勉強にも使えますし、もちろんエンタメ作品としても面白いこと間違いなし。
これらの歴史漫画を読んで、少しでも歴史に興味をもっていただけたら嬉しいです。
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