お付き合いのある人の訃報を受けたときには葬儀が終了していた。
亡くなられたことを葬儀のあとで知った。
葬儀に参列することもできなかった…。
このように、何かしらの理由で弔問に訪れることができなかった場合には、まずはお悔やみの手紙を相手に送るのが適切です。
以下ではなくなったことを後で知った場合の、お悔みの手紙の文例を紹介します。
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お悔やみ手紙の文例①:後で知った場合の書き方
貴社営業部長〇〇様のご逝去の知らせを承り、とても驚いております。○○様には生前の頃、格別のご厚情を賜りました。
本当に心より感謝いたしております。
突然のご逝去を存じ上げず、弔問にお伺いすることができず大変申し訳ありませんでした。
謹んで○○様のご冥福を心よりお祈りいたします。
亡くなられた方へのお悔やみの言葉を書くとともに、遺族の方を気遣う言葉を書いて終えるようにするのが良いでしょう。
なお、お悔やみの手紙を書く時には、一般的な手紙を書く時に使用する時候の挨拶や、頭語(「拝啓」などの言葉)は不要です。
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お悔みの手紙の文例②:香典返しを辞退する場合の書き方
社営業部長〇〇様の訃報を伺い、驚きを隠せずにおります。本来であれば、お悔やみを申し上げるためにすぐにでも駆けつけるべきところですが、遠方のため駆けつけることができず大変申し訳ございません。
故人のご冥福をお祈りさせていたしますとともに、御遺族の皆様には、心よりお悔やみを申し上げます。
心ばかりのものを同封させていただきましたが、お返し等のご配慮は不要でございますので、ご霊前にお供え頂けたらと存じます。
お悔やみの手紙を郵送する場合、お悔やみの手紙のみを送る場合と、一緒に香典を送る場合があります。
葬儀はもう終了しているので、遺族の方が改めて香典返しをしなくてはならない…という状況は避けなくてはなりません。
そのため、お悔やみの手紙の中に、失礼にあたらないように香典返しを辞退する旨のひと言を添えるとよいでしょう。
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お悔やみ手紙の文例③:友人や親戚あてに送る場合
この度はお母様のご逝去を知り、あまりの突然の訃報にただただ驚いております。学生の頃に遊びにお邪魔した時には、いつも優しい笑顔で迎えてくださったのを思い出します。
ここ数年は忙しくお目にかかることも少なくなっておりましたので、お母様が亡くなられたことも全く存じ上げず、申し訳ありませんでした。
遅ればせながらではありますが、心よりご冥福をお祈りしております。
お悔やみの手紙は、ビジネスの相手や遺族へ送る場合と、友人親戚あてに送る場合とで大きな違いはありません。
ただし、生前の故人と直接的に面識がある場合には、そのときのことを思い返すようなエピソードをそえるとより良いでしょう。
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お悔やみの手紙を出す時のマナーと注意点
お悔やみの手紙を出す時のマナーとして、配慮しておきたい点についていくつか紹介していきます。
お悔みの手紙に使用する封筒・便箋は?
手紙に使用する封筒と便箋は、白でシンプルなものを使用するのがマナーです。
お悔みの手紙に貼る切手は普通のものでいい?専用のものはある?
最近では可愛い絵柄の切手など種類が豊富にありますが、ごく一般的な切手を貼れば問題ありません。
お悔みの手紙を送る宛名はどうするのがいい?
お悔やみの手紙は、亡くなられた方の遺族もしくは、会社へ届くように送りましょう(亡くなった故人にあてて送ってはいけません)
まとめ
お悔やみの手紙は、相手へのお悔やみの気持ちを込めてシンプルな文面で送ることが大切です。
すぐに葬儀に駆けつけられないという場合や、あとになって亡くなられたことを知った場合はお悔やみの手紙を少しでも早いタイミングで送るようにしましょう。
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