結婚式にご招待されたら、できる限り出席してお祝いの気持ちを表したいですよね。
しかし、さまざまな事情で「どうしても出席ができない…」というときは少なからずあるものです。
今回は、結婚式の欠席の手紙を書く時のマナーについて、例文付きでご紹介します。
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結婚式の欠席の手紙例文:理由や相手によって内容を考えよう!
以下、結婚式を欠席する理由ごとに文例をご紹介します。
結婚式のご招待状には、返信用ハガキが同封されています。
「御出席」を定規を使って二重線で消し、「御欠席」の「御」の部分を二重線で消して「欠席」に丸を付けます。
その下の部分に一言お詫びの添え書きを入れるのが適切です。
なお、結婚式招待状の返信には句読点(。や、)を打たないのがマナーです。
手紙の文例:結婚式当日に仕事が休めないため欠席
~様
この度はご結婚おめでとうございます
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます
あいにく~の時期にさしかかっており
長期出張で~に滞在しているため
式の当日はどうしても出席がかないません
まことに残念ではございますが
この度は欠席とさせていただきたく存じます
おめでたい席に出席できず本当に残念です
末筆ながらお二人の輝かしい未来を心より願っております
相手としてはプライベートな式にあなたを招く以上、親しみをこめて招待状を作成しているはずです。
仕事を理由に式不参加とする場合には、よほど重要な仕事が入っているか、遠方に滞在していることが条件となります。
「多忙のためいけません」ではなんともそっけない印象を持たれてしまう可能性がありますから、できる限り具体的な状況を相手に伝えることが必要です。
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手紙の文例:他の結婚式に出席予定のため欠席
ご結婚おめでとうございます
この度の晴れのご成婚を心よりご祝福申し上げます
式を挙げられる当日なのですが
あいにく弟の結婚式に出席しなければならず
どうしても参加がかないません
まことに残念ながら今回は欠席とさせていただくことをお許しください。
末筆ながらお二人の輝かしい未来を心より願っております。
お二人で力を合わせて明るく楽しいご家庭を築いてください。
結婚式は日柄を選ぶことが多いため、ハイシーズンには予定が重なってしまうケースが多いです。
この場合は慶事どうしですので、率直に理由をのべる程度でも問題はありません。
手紙の文例:結婚式当日に葬儀や法事の予定があり欠席
ご結婚おめでとうございます
このたびの晴れのご成婚を心よりご祝福申し上げます
さてせっかくのご招待なのですが
やむをえない事情があり
出席がかないませんことをお詫び申し上げます
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます
弔事について具体的な内容を返信ハガキに書くのは、せっかくの慶事に水をさすことになるので避けるのがマナーです。
この場合は欠席の理由は明確に書かない方が適切です。
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手紙の文例:金銭的にキツいため欠席
※弔事があった場合の文例と同じです。
ご結婚おめでとうございます
このたびの晴れのご成婚を心よりご祝福申し上げます
さてせっかくのご招待なのですが
やむをえない事情があり
出席がかないませんことをお詫び申し上げます
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます
結婚式が何件も重なってしまった時など、ご祝儀の捻出が難しい場合もあります。
通常のマナーとして「祝儀を出せないので欠席」というのは難しいため、相手には別の理由があるものと考えてもらわざるを得ません。
上の文例のように理由は明確にせずぼかして書きましょう(上の場合、相手としては「身内に不幸があったのかな?」と考えるのが普通です)
手紙の文例:新郎新婦とあまり親しくないため欠席
※弔事があった場合の文例と同じです。
ご結婚おめでとうございます
このたびの晴れのご成婚を心よりご祝福申し上げます
さてせっかくのご招待なのですが
やむをえない事情があり
出席がかないませんことをお詫び申し上げます
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます
この場合も同様に、明確な理由を書くのは望ましくありません。
嘘も方便ですので、簡潔にお断りの言葉だけ書き添えましょう。
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手紙の文例:親戚の結婚式を欠席する場合
ご本人はもとよりお父様お母様のお喜びもさぞかしとお察し申し上げます
さて結婚式を挙げられる当日なのですが
あいにく妻が臨月を迎えており当日は出席がかないませんことをお詫び申し上げます
ご両人の前途に幸多かれと心よりお祈り申し上げます
知人や友人と違い、親族間の結婚式は出席が当然というケースもありますので、欠席の旨を伝える手紙にはより一層の配慮が必要です。
長期海外出張や出産まぢかなど、誰がどう見てもやむ無しと思える理由により欠席する場合は、その理由を積極的に明かすようにしましょう。
また、手紙だけではなく、電話での連絡を入れておくのが今後の親戚づきあいを考える上でもリスクを避けることにつながります。
なお、この場合に嘘の理由を記載するのはNGです。
後々になってから親族同士の会話で明らかになってしまう可能性があります。
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結婚式に欠席する場合のマナー:ご祝儀は渡す?
結婚式に欠席する場合のご祝儀をどうするかは悩みどころですね。
具体的な判断基準としては、自分の結婚式に来てもらう可能性があるか(あるいは、過去に来てもらっているか)どうかで判断するのが良いでしょう。
今後とも縁が薄いであろう相手でしたら、欠席の手紙だけ郵送して終わりにしても差し支えありません。
ご祝儀を郵送するなら結婚式の前に
ご祝儀を別途お贈りする場合は、結婚式の前に届くように郵送するのがマナーです。
結婚式後では、新婚旅行など不在の折が多いため、受け取りが困難になりがちです。
また、遅くなりすぎると、新郎新婦が内祝いの手配をするのにも面倒が増えてしまいます。
結婚式後にご祝儀を郵送するのであれば、式後2週間後あたりの到着を目安にしましょう。
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結婚式場に祝電を打つのも手
結婚式場に祝電を届けるのも、お祝いの気持ちを表す良い手段です。
最近ではプリザーブドフラワー付の電報や、フォトスタンドにもなる台紙などさまざまな種類の祝電が贈れますので、結婚式後にも長く楽しんでいただけます。
親しい相手なら結婚祝いのプレゼントを贈ろう
親しい友人の結婚式に欠席する場合は、別途プレゼントをお贈りするのも一案です。
あらかじめ欲しい品物を聞いておき、新生活に役立てられるプレゼントを贈れば喜ばれますよ。
まとめ
たとえ結婚式に出席できなくても、お祝いの気持ちだけは忘れずにいたいものです。
新郎新婦の門出を祝う気持ちで、失礼のない返信の手紙をしたためましょう。
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