全巻累計で220万部を超えるベストセラーになっている「ローマ人の物語」

この記事では、この本に関して簡単な内容あらすじやよくある批判・感想を紹介します。

ローマ建国から西ローマ帝国滅亡までを描く壮大な歴史大作は、どのように評価されているのでしょうか。

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「ローマ人の物語」のおすすめポイントは?

ローマ人の物語

400ページぐらいの単行本で全14巻ある「ローマ人の物語」。

この本の読みどころ(おすすめポイント)は大きく分けて2つあります。

「ローマ人の物語」2つの読みどころ(おすすめポイント)

  • ①ローマ建国から西ローマ帝国滅亡までがおおまかにわかる
  • ②壮大なスケールと読後感

以下で順番に見ていきましょう。

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①ローマ建国から西ローマ帝国滅亡までがおおまかにわかる

まさしく「ローマは一日にしてならず」ということわざがあるように、ローマの歴史はとても長く、さまざまなできごとが起こっています。

この小説では、誰もが聞いたことのあるカエサルの人物像に迫りながら、ローマの歴史を描いています。

史実的な正確さに疑問符がつく部分もありますが、大きな流れを把握するにはぴったりの小説です。

②壮大なスケールと読後感

作者の主観的な人物描写も、この小説の読みどころです。

作者の思うままに、ロマンあふれる筆致で、壮大に描いています。

また、全14巻を読み終えたあとの達成感は、またとない喜びになりますよ。

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「ローマ人の物語」はどんな作品?

ローマ人の物語

日本を代表する女流作家、塩野七生によって書かれた小説です(彼女は司馬遼太郎賞や紫綬褒章・菊池寛賞やイタリア共和国功労勲章など数々の賞を受賞しています)

この本は1992年から2006年の14年にわたり、毎年1冊のペースで刊行されました。

第1巻の「ローマは一日にして成らず」は第6回新潮学芸賞を受賞しています。

全巻刊行後には、第41回書店新風賞を受賞していますね。

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単行本と文庫本の違い

ローマ人の物語は、単行本(大きめの本)と文庫本(小さめの本)の2種類が刊行されています。

本の内容はどちらも同じですが、単行本が全14巻なのに対して、文庫本は全43巻となっていますね。

一気に読みたい方には単行本がおすすめです。

すきま時間に少しずつ読み進めたい人や、1冊を読んだ達成感をはやく味わいたい人には、文庫がおすすめですね。

「ローマ人の物語 スペシャルガイドブック」は、単行本には文庫本になりスペシャルコンテンツがついているようですよ。

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「ローマ人の物語」には、名言がいっぱい!

ローマ人の物語

ロマンあふれる「ローマ人の物語」には、読み人が思わずうなずいてしまう、名言があふれています。

その一部を紹介しましょう。

名言①:肉体の自由を奪うことはできても…

肉体の自由を奪うことはできても、精神の自由までは奪うことはできない。そして、精神の自由が誰にも奪うことができないのは、それが自尊心にささえられている場合です。
−『ローマ人の物語33』(新潮文庫)

名言②:年齢が頑固にするのではない…

年齢が頑固にするのではない。成功が、頑固にする。
−『ローマ人の物語5』(新潮文庫)

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名言③:子は、母の胎内で育つだけでなく…

子は、母の胎内で育つだけでなく、母のとりしきる食卓の会話でも育つ
−『ローマ人の物語6』(新潮文庫)

名言④:武器をもたない預言者は…

武器をもたない預言者は自滅する
−『ローマ人の物語2』(新潮文庫)

名言⑤:真に優秀な弟子ならば…

真に優秀な弟子ならば、師のやり方の全面的な模倣では終わらない。
−『ローマ人の物語5』(新潮文庫)

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「ローマ人の物語」によくある批判や評価は?

人気作品なだけあって、いろいろな評価があります。

批判的な意見も多くあります。

どんな評価があるのか、見てみましょう。

読者の評価は?

アマゾンレビューも各巻20程度つくほどの、人気っぷりです。

評価も、概ね4以上と高評価。

一般的な読者には、やはり娯楽作品として、親しまれているようです。

歴史の専門家からは批判も?

作者の主観による描写が持ち味でもある作品です。

しかし、何人かの歴史の専門家からは、事実関係が異なると指摘しています。

石川勝二(古代ローマ史研究者)や坂口明(ローマ帝国の社会経済史専門家)、
本村凌二(歴史学者)などの専門家などが批判をしています。

小説としての作品の価値は認めながらも、事実関係の点で批判をしているのです。

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まとめ

今回は、「ローマ人の物語」について解説しました。

多くの人に親しまれるベストセラーでありながら、

批判も多い作品なのだとわかりました。

歴史小説、エンターテイメント作品として、楽しむなら問題はありません。

「ローマ人の物語」を読んで、ローマ建国の歴史に触れてみてはいかが。

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