ニュース番組などで「保守的」という言葉を見聞きすることも多いと思いますが、保守的の対義語が何なのかも気になるのではないでしょうか?
反対の言葉を知ることで、「保守的」という言葉の意味することがより明確になるという側面もありますね。
この記事では、「保守的」の対義語や言葉の使い方について、具体例を使ってわかりやすく説明していきます。
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保守的の対義語の言葉は「進歩的」
「保守的」の対義語は、「進歩的」です。
進歩的は、考え方や信条が時代よりも先に進んでいこうとする行為や立場という意味になります。
例えば、いつも新しい流行を追っている人は、進歩的と表現されますね。既存の枠にはまらない新しい製品を生み出したり、情報を発信したりしている企業も進歩的と評価されています。
一方で、「保守的」の意味は、古い風習や伝統、考え方を大事にして、それを守っていこうとする行為や立場を指します。
例えば、社会がどんどん変化しているのに考え方を固く変えない人、新しい考え方をする人を認めない人に対して使われたりします。
年齢の高い層を指していう場合もありますが、既存の政党を支持する若者などにも使われたりしますね。
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リベラル・革新的とはどう違う?
「進歩的」に似たような言葉で、「リベラル」や「革新的」という言葉があります。
これらは「保守的」の対義語にはならないのでしょうか?リベラルや革新的は、保守的とは反対の言葉に見えますよね。
結論から言うと違います。
リベラルは、保守的ではないけれども、政治的に穏健な態度で革新をめざすという立場です。
保守的の対義語というまで正反対とは言えないというニュアンスですね。
革新的は制度や組織、習慣などを変えて新しくしていこうとする行為や立場で、リベラルに比べると保守的の対義語に近いでしょう。
ただ、保守的が広く考え方や態度一般に使われる言葉なのに対して、革新的は政治の場面で使われることが多い言葉です。
そういう意味では、「保守的」の対義語は「進歩的」が一番妥当ということになりますね。
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保守的と保守主義の違いは?
「保守的」とは別に「保守主義」という言葉も使われますが、「保守的」とはどう違うのでしょう?
保守主義とは特定の思想や制度を守り、維持していこうとする政治的立場です。
保守的よりも狭く、意識的にそのような立場を貫いている人を指す時に使われる言葉ですね。
例えば、進歩的な考え方をする自由主義に対抗する人を保守主義と呼んだり、保守的な人を揶揄する意味を込めて「あの人は保守主義だから」と言ったりもします。
保守的の意味が、より強調されているということですね。
保守的な人と右翼の違いは?
「保守的」は古い習慣や考え方にこだわることなので、「右翼」という表現がされることもあります。
「保守的な人」と「右翼」は同じではないかと思われることもあるでしょう。
しかし、保守的な人が一般的な傾向として使われるのに対し、右翼は限定的に保守主義を貫く人、もしくは団体という意味で使われています。
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「保守的」「進歩的」の使い方
「保守的」とその対義語の「進歩的」は、実際にはどのように使われているのでしょうか?
例文をいくつかあげてみましょう。
「保守的」の例文
「保守的」を使った例文は次のようなものです。
- 今の日本人は保守的なので、政治が安定している
- 人は歳をとると保守的になる傾向がある
- 彼は保守的なので、斬新なデザインを好まない
「進歩的」の例文
次に、対義語の「進歩的」の例文を見てみましょう。
「進歩的」の例文
- 彼は進歩的な思想の持ち主だ
- 進歩的な政策を行ったことで、政府の支持率が上がった
- 進歩的な案を取り入れることで業績が伸びた
まとめ
今回は、「保守的」という言葉の対義語について説明しました。
反対の言葉を知ることで、その意味をよりよく知ることができますね。
保守的という言葉は最近の政治や経済の話題ではよく出てくるキーワードですで、理解しておいてくださいね。
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