アナーキーとは、ごく簡単にいうと「支配されたくない」という気持ちが強い人たちのことをいいます。
もともとは「無秩序」とか「無政府状態」といった状態を指して言う言葉ですが、現在は「アナーキーな人」というように誰かの性格や言動について表現するのに使われている言葉です。
例えば、「政府が決めたルールになんか従いたくない」ということをよく言う人がいたとして、その人のことを「あの人はアナーキーな人だ」という風に表現したりするわけですね。
この記事ではアナーキーという言葉の意味について、具体例を用いてわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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アナーキーの意味とは:無政府状態・無秩序
多くの辞書では、アナーキー(Anarchy)という言葉は「無政府状態」「無秩序」という意味で説明されています。
上でも見たように、アナーキーとはもともと「無政府状態・無秩序」という意味で、「政府による支配がない状態」や、「法律やルールがない状態」をいいます。
さらに、政府による支配やルールに縛られることを嫌う考え方を持った人のことを「アナーキスト」と言います。
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アナーキーの用法を具体例で解説!
アナーキーという言葉の意味を理解したところで、実際の会話や文章でこの言葉がどのように使われるのか?を見ておきましょう。
↓具体例をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
アナーキーの用法① : 政治関連の話題
紛争状態になることで国家が分裂し、政府が国民をまとめられず無秩序(ルールで縛れない)状態になっているという意味です。
この民間団体は、政府による支配やルールによる拘束を嫌う考え方をした人の集まりという意味です。
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アナーキーの用法② : 学問関連の話題
これは、国際関係論という学問において基本的な考え方の一つです。
国際政治は各国に存在して国民をまとめる政府のようなものがありませんから、そのような状態を「アナーキー」と呼んでいるのです。
国連というものもありますが、国連の決定にはそれぞれの国に対する強制力というものがありません。
また、国連の常任理事国(アメリカ・フランス・ロシア・中国・イギリス)には「拒否権」という権限が与えられているため、国連が「こうしなさい」といったとしても、「拒否権があるからいうことは聞かない」ということができてしまうのです。
哲学者や文学者ではインターネットを「アナーキーな状態である」と指摘することが多いです。
なぜなら、インターネットでは各個人が自由に活動することが許されており、犯罪のようなサイトを運営していても、政府で取り締まることが難しいケースが数多く存在するからです。
インターネットはルールによって支配しにくいアナーキーな状態が起こっているというわけです。
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アナーキーの用法③ : 人間の性格関連の話題
彼が、えらい人からの支配やルールによってしばられることを嫌う考えを持った性格の人間であることを意味します。
現実的な考え方をする人をリアリスト、ロマンチックな考え方をする人をロマンチストというように、アナーキーな考え方をする人をアナーキストと呼ぶわけですね。
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ヒップホップ界でのアナーキー
読者のみなさんは、アナーキーという日本出身のヒップホップ歌手が存在することをご存知ですか?
アナーキーは京都府出身のラッパーで、日本を含め世界のヒップホップシーンを盛り上げています。
そんなラッパーであるアナーキーについて説明します。
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アナーキーの生い立ち
ラッパーのアナーキーは父子家庭で育ち、15歳からラッパーとして活動を始めました。
しかし、17歳で暴走族の総長になり、18歳は「決闘罪」で少年院で過ごしています。
そんな壮絶な生い立ちでありながら、アナーキーはラッパーの活動を続け、2005年に1stシングル「Ghetto King」をリリースして以降、徐々に人気が広がっていきました。
2008年にはニューヨークでのライブを行うなど、アナーキーの人気は上昇しています。
アナーキーの楽曲
- 「Ghetto King」
- 「Growth」
- 「MY WORDS」
アナーキーのアルバム
- 「ROB THE WORLD」
- 「Dream and Drama」
- 「Diggin’ Anarchy」
- 「DGKA(DIRTY GHETTO KING ANARCHY)」
- 「NEW YANKEE」
- 「BLKFLG」
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まとめ
今回は、アナーキーの意味や用法、アナーキーというラッパーについて解説しました。
おさらいですが、アナーキーという言葉は「支配されたくない」という意味です。
アナーキーの意味や使い方が気になっている人やヒップホップ業界のアナーキーについて知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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