芥川龍之介の「羅生門」は学校で必ず習う作品ですよね。

しかし、「うっすらと記憶はあるけどどんな話だったか覚えていない」「いったい何を伝えたかった話なのか当時はよくわからなかった…」という方もひょっとしたら多いのではないでしょうか。

この記事では、「羅生門」のあらすじを簡単に短く説明し、ネタバレを含む結末の内容についてもわかりやすく解説させていただきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「羅生門」のあらすじを簡単に短くわかりやすく解説!

「羅生門」あらすじ

災害の続く平安時代の末期、ある男が羅生門(都の入り口の門)の下で「このまま飢えて死ぬか、それとも盗賊になるか」について決めかねています。

男が迷いながら羅生門の二階に上がっていくと、ある老婆が女の死体から髪の毛を抜いているところを見かけるのでした。

男は正義感から老婆に「何をしているのか」と問いただします。

すると老婆は「かつらを作るためだ。生きていくために仕方なくやっている。この死体の女も生きるために悪いことをして来たのだから、毛を抜かれても仕方がない」と話します。

それを聞いた男は、「悪事とはなんなのか」について考えます。

生きるための悪事であれば許されるのか…そう思った男は老婆の着物を奪おうと手をかけますが…。

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「羅生門」の登場人物

「羅生門」は飢えから盗賊になるべきかどうか悩む「下人(げにん)」と、「老婆」の2人のやりとりを描いた作品です。

「羅生門」登場人物

  • 下人:羅生門で老婆と出会い、生きることについて悩む
  • 老婆:羅生門の二階で死体から髪を抜いているところを下人に見られる

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「羅生門」の見どころと読書感想文を書くコツ

羅生門の見どころをネタバレを含めて説明します。

読書感想文を書くときには、「この作品を通して、作者が読者に訴えていることが何なのか?」をしっかりと理解する必要がありますので、その点についても解説していきます。

「生きるための悪事」が認められるか

生きるために、悪いことだとわかっていて死体から髪の毛を抜いている老婆を見て下人は老婆に襲いかかります。

「これも生きるために必要な事だ」

そう言って下人は老婆から着物をはぎ、夜の闇へ消えるところでこの話は終わります。

ここから読み取れるのは、下人は自分が生きるために、己の悪事を正当化したという事です。

果たして、下人の行動は許されるものでしょうか?

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「もし、自分が下人だったなら…」と考えてみる

この話では、ものごとの善悪がテーマとして問われています。

死体から毛を抜いたり、老婆から着物をはぎ取る行為をするということは、よほど切羽詰まった状況だったのでしょう。

もし、自分が下男のように窮地にたたされていたとしたら、同じように老婆から着物を奪ったでしょうか?

もしくは、どのような行動をとったでしょうか?

上記のような自分なりの意見を感想文にもりこむと、物語を理解して書いているなと高評価につながるでしょう。

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まとめ

今回は芥川龍之介の「羅生門」のあらすじを簡単に解説しました。

短い話ではありますが、人としてどのような行いをするべきであるかの善悪を問われる、非常に奥の深い話です。

読書感想文を書く必要がある人は、「この作品を通して作者が問題提起していることはなんなのか?」そして「あなたはその問題についてどのような考えるのか?」を具体的に書くように意識してみてください。

この2点を押さえておけば、きっと良い内容の読書感想文を書くことができますよ。

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