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因幡の白兎:あらすじを子供向けに簡単に説明!縁結び神話のお話

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「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」は、日本の神話を集めた「古事記」に記されている有名な物語です。

この記事では、因幡の白兎のあらすじを子供向け(または子供にわかりやすく伝えたい方向け)に簡単に説明します。

このお話が示す教訓についてもわかりやすく解説しますので、参考にしてみてくださいね。

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因幡の白兎:あらすじを小学生向けに簡単に説明

因幡の白兎 あらすじ

むかし、隠岐の島(おきのしま)に1ぴきの白兎(しろうさぎ)が住んでいました。

その白兎は海を越えた因幡の国に住む、八神姫(やかみひめ:八上姫とも書く)に会いたいと毎日願っていました。

しかし、到底自力では隠岐の島と因幡の間の海は渡れそうにもありません。

ワニザメたちの提案

どうしたら良いのものかと海を見ながら悩んでいると、そこにワニザメたちが泳いできました。

その姿を目にした白兎はあることをひらめき、ワニザメにある提案をもちかけたのです。

『ねぇねぇ、ワニザメさん、君たちの仲間と僕たちうさぎ、どちらの数が多いのか比べてみない?』

これはもちろん嘘の提案で、その裏にはワニザメたちを飛び石がわりにして、因幡の国へ渡ろうという白兎の魂胆(こんたん)がありました。

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毛皮をむしり取られてしまった白兎

その提案をのんだワニザメたちは因幡の国まで一列に並びました。

そして白兎はその上を飛び跳ねながら渡って行ったのです。

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そしてあともう少しで因幡の国に着こうとした時、白兎はあまりの嬉しさに『君たちワニザメはまんまと僕にだまされたのさ。』とワニザメたちをあざ笑いました。

それを聞いて怒ったワニザメたちはあっという間に白兎を捕まえ、その毛皮をむしり取り、丸裸にしてしまいました。

悲しむ白兎のそばを、兄神たちが通りかかる

毛皮を剥がれたあまりの痛さにえんえんと砂浜で泣いていた白兎。

するとそこに大国主命(おおくにぬしのみこと)のお兄さんの神さまたちが通りかかります。

彼らは美人と有名な八上姫の評判を聞き、彼女のところに求婚しに行く途中だったのです。

彼らは白兎の姿を見て面白がり、『海水で体を洗い、風に当たってよく乾かし、高い山の頂上で休んでいたらきっと治るよ』とウソを教えます。

白兎が言われたとおりにすると、海水の塩が皮膚にしみてますます痛みがひどくなってしまいました。

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さらに悲しむ白兎のそばを、大国主命が通りかかる

白兎は痛みと悲しみでまたえんえんと涙が止まりません。

するとそこに大国主命が遅れてやって来て、『白兎さん、どうしてそんなに泣いているんだい?』とたずねました。

そして、『いますぐ川に行ってその真水で体を洗い、蒲の穂(がまのほ)にくるまりなさい』とアドバイスしました。

白兎はまた言われた通りにすると、やがてその毛皮が見事に元通りになりました。

八神姫と大国主命を引き合わせる白兎

白兎は大喜びし、『八神姫は意地悪な兄神たちではなく、きっとあなたを選ぶでしょう。

あのような意地悪な神様たちに八神姫はふさわしくありません。』と予言しました。

そして、白兎は兄神たちの到着より先に八神姫に会いに行き、自らが意地悪された事実を伝えたのです。

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この話を聞いた八神姫は兄神たちの求婚を断り、大国主命と結ばれたと言われています。

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因幡の白兎はどんな教訓がある神話?

因幡の白兎 あらすじ

因幡の白兎のお話は、「悪いことや良いことはした分だけ必ず自分にかえってくる」ということを、私たちに教訓として教えてくれています。

白兎は最初、ワニザメたちを利用するために嘘をついて因幡の国に渡ろうとします。

しかしその後、嘘がばれ、毛皮を剥がされるというとても痛い罰を受けてしまいます。

このことは悪いことをしたらその分自分にかえってくるということを意味しているのです。

良いことをすると良いことが返ってくる

反対に大国主命は苦しんで泣いている白兎に親切にしてあげていましたね。

その結果、白兎が八神姫と大国主命の恋のキューピッドとなって2人を結びつけてくれました。

このように、良いことをしたら、その分の良いことが自分にかえってくるということも、因幡の白兎のお話は教訓として伝えています。

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因幡の白兎伝説ゆかりの神社:白兎神社ってどんなところ?

因幡の白兎 あらすじ

因幡の白兎の伝説について読み、実際にそのゆかりの地に行ってみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この伝説の舞台は鳥取県に位置する「鳥取市白兎」という場所にあり、この地域には神話と縁の深い聖地が数多く存在します。

その中でも今回はこの伝説にもっともゆかりのある神社として有名な「白兎神社(はくとじんじゃ)」について紹介します。

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縁結びのパワースポット

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「白兎神社(はくとじんじゃ)」は、「大兎大明神」ともいわれ、神話「因幡の白兎」に最もゆかりが深いとされている神社です。

白兎が大国主命と八上姫の縁を結んだという伝説にちなんで、近年では縁結びのパワースポットとしても人気を集めています。

そして、この神社には「因幡の白兎」の物語にまつわる様々なものが祀られています。

大国主命と八神姫の砂像

まず、神社の鳥居をくぐったすぐ左手にあるのは大国主命と八上姫の砂像が有名です。

兎に見守られながら縁を結ぶ様子をリアルに再現したもので「砂の街」鳥取ならではのおもてなしを感じることができますよ。

また、白兎が傷を癒したとされている「身洗ノ池(みたらしいけ)」も存在し、病や傷を治したいという方が全国から訪れるパワースポットとして有名ですね。

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白兎の砂像

そして、鳥居をくぐった先にある参道沿いには飛び跳ねたり、走る様子が再現された白兎の石像が並んでいます。

その像の足元には「良縁」や、「子宝」、「繁栄」、「飛躍」、「健康」の5つを意味する「縁」と書かれた白い石が積まれており、これをご縁を結ぶ「結び石」と呼んでいるそう。

この石を白兎の像に願いを込めて置いたり、投げて鳥居に乗せられたら願いが叶うとされています。また、持ち帰り用のお守りとしても大変人気の石です。

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まとめ

因幡の白兎 あらすじ

今回は、日本古来の有名な神話「因幡の白兎」についてのあらすじやその物語に縁の深い神社について解説しました。

全く知識や興味がなかった方にもこの記事を読んで少しでも面白いなと感じていただけたら嬉しく思います。

もし今後、鳥取にご予定のある方がいたら是非「因幡の白兎」に会いにその聖地に足を運んでみてくださいね。

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