自分の思いを相手に伝える手段と言えば、メールやラインが一般的で、とても便利ですよね。
しかし、入院している友人や、会社の同僚へお見舞いの気持ちを伝えるためには、直筆の手紙がよりふさわしいです。
ただ、昔に比べて手紙を書く機会が減っている分、いざ手紙を書こうを思うとどのように書けばよいか悩みますよね。
今回は、入院している相手に渡す手紙の書き方と例文を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
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入院している相手への手紙の書き方
入院している相手に手紙を書くときに、最低限押さえておくべきポイントは次の3つです。
入院している相手に手紙を書く時のポイント
- ①相手の病状について情報収集する
- ②相手の状況を察して手紙を書く
- ③タイミングを考慮して手紙を送る
以下、順番に解説させていただきます。
①相手の病状について情報収集する
手紙を書く前に、お相手が手紙を受け取れる状況なのか確認しましょう。
なぜ入院することになったのか、病状は深刻なのか、入院期間はどのくらいかなどの情報を得たうえで、手紙を出すべきか判断しましょう。
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②相手の状況を察して手紙を書く
相手の状況を想像し、「もしも自分だったら」と考えながら書くようにしましょう。
また手紙は、受け取る相手との関係性によって、形式的なものから親しげなものまで、送り方を変える必要があります。
③タイミングを考慮して手紙を送る
手術の直前・直後に手紙が到着することのないよう、手紙を送るタイミングを配慮しましょう。
手紙は基本的に入院して数日が経ち、ある程度落ち着いた状況で相手に届くのが理想です。
実際にお見舞いに行ったときや、電話などで話したときに、手術がいつあるのかなどの情報はさりげなく聞き出しておくことが必要です。
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入院中の相手に出す手紙の例文
入院している相手に送る手紙の例文を、いくつかの場合に分けて紹介します。
①ビジネス向け:お相手が同じ会社の場合
拝啓
先日、お見舞いにうかがった際は、お元気そうなご様子で安心いたしました。その後、おかげんいかがでしょうか。
先日のお話から、そろそろ退院なさる頃なのではないかと思います。
○○さんのことですから、早く仕事に戻りたいとヤキモキしていらっしゃるのではないかと思いますが、無理せず治療に専念なさり、一日も早く回復されることを祈っております。
元気になられた○○さんと、一緒にお仕事ができる日を楽しみにしております。
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②ビジネス向け:お相手が取引先などの場合
先日、入院されたことをうかがいました。すぐにでもお見舞いにうかがわなければと思いましたが、検査などを受けられているとお聞きし、取り急ぎ書中にて先にお見舞い申し上げます。
その後、おかげんいかがでしょうか。
お仕事のことを気にかけていらっしゃるのではと思いますが、体調を崩された今は、治療に専念され、一日も早く全快されることを心から願っております。
別便にて、こころばかりのものですがお見舞いの品をお送りさせていただきました。
またお目にかかれる日を楽しみにしております。
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③友人・知人へ送る場合
しばらくお会いしていませんでしたが、緊急入院したと聞きました。その後、具合の方はいかがですか?
いつも様々な活動をしていた○○さんのことですから、過労が重なったのではととても心配しております。
すぐにでもお見舞いに駆けつけたかったのですが、検査などでまだ落ち着かないと聞きましたので、まずは手紙にてお見舞い申し上げます。近いうちに○○さんにお会いしたいと思っています。
まずは治療に専念し、ゆっくり身体を休めてくださいね。
④親戚に送る場合
緊急入院されたと連絡を受けとても驚いておりますが、おかげんはいかがでしょうか。○○さんのことですから、自分のことだけでなく、ご家族の心配もなさっているのではと思います。
先日、○○さんのご家族にお会いしましたが、みなさま元気そうなご様子でいらっしゃいました。
近いうちに、○○さんの顔を拝見しにうかがおうと思っていますが、まずは先にお手紙にてお見舞い申し上げます。
この機会にゆっくりと身体を休めて、一日も早く元気になることを祈っております。
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受け取る相手への配慮を忘れない心がけ
お見舞いの手紙は、心配で駆けつけたいという気持ちを伝えることができ、とても便利なものです。
しかし、実際に手紙を送る際は、病気や怪我と戦っている相手への配慮を忘れないようにしましょう。
相手がどのような理由で入院しているのかによって、あなたがするべき配慮も変わってきます。
次のケースを紹介しますので、参考にしてくださいね。
入院中の相手に手紙を送る際の配慮
- ①交通事故や災害などに遭ってしまった相手へ書く場合の配慮
- ②治癒の見込みのない病気の相手へ書く場合の配慮
- ③辛いリハビリ闘病中の相手へ書く場合の配慮
以下、順番に説明させていただきます。
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①交通事故や災害などに遭ってしまった相手へ書く場合の配慮
精神的な負担を与えないような手紙を書くことを心がけましょう。
事故の状況についてたずねるような内容や、自分の時はこうで…といったような内容は避けるのが無難です。
突発的な事故に遭った方の多くは、身体に受けた怪我だけでなく、それ以上の精神的ダメージを受けています。
また、怪我の具合も個人差が大きいです。
相手が精神的ダメージを受けている場合、事故や災害に触れない配慮が必要でしょう。
②治癒の見込みのない病気の相手へ書く場合の配慮
末期がんなど、余命宣告をされた人に対しては、日常的なごく普通の手紙を書くようにしましょう。
色々な思い日々戦っているからこそ、何気ない声かけがとても嬉しく感じられます。
「近いうちに会えるのを楽しみにしています」など、他愛のない内容を書くと喜ばれます。
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③辛いリハビリ闘病中の相手へ書く場合の配慮
相手はまわりから励まされるまでもなく、毎日がんばっている状況であることが予想されます。
なので、「頑張ってください」などの激励の言葉を手紙に書くのは控えましょう。
辛いリハビリをしている人には、励ましたいという気持ちがつい出てしまうものです。
しかし、他人が想像する以上に、本人は限界まで頑張っている場合がほとんど。
ですので、「頑張って」という何気ない言葉すら、本人にとって大きな負担になるかもしれません。
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入院中の人へ手紙を出す場合の手紙のあて先は?
入院している相手へ手紙を書く場合、宛先は入院先の病院になります。
入院している病棟宛てに送ればよいのですが、入院患者へ手紙を送れるか、どのように送れば良いか、入院先の病院に問い合わせておくのが確実です。
まとめ
入院している相手へ手紙を送る場合、一番大切なのはその人を思って書くということです。
相手のことを思って書かれた手紙は、相手を傷つけたり、気分を悪くさせたりすることは決してありません。
相手の状況を想像して、自分の思いを綴った手紙をぜひ送ってみてくださいね。
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