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「ライ麦畑でつかまえて」は、永遠の青春小説として世界中で翻訳されている作品です。

有名な作品ではありますが、外国文学はなんだかむずかしそう…となかなか手を伸ばせない人もいるのではないでしょうか?

今回は、「ライ麦畑でつかまえて」のあらすじから結末のネタバレまでを詳しく解説していきます!

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「ライ麦畑でつかまえて」あらすじ

「ライ麦畑でつかまえて」あらすじ

季節はクリスマスの直前、主人公のホールデンは学業不振で4度目の退学を言い渡されてしまいます。

寮(りょう)のルームメイトとも喧嘩をしてしまった彼は、生まれ故郷のニューヨークに戻ることにします。

ニューヨークでは酒や女遊びに没頭しますが、ホールデンの気持ちは満たされません。

社会や大人に対する不信感、欺瞞(ぎまん)に耐えられなくなった彼は、彼の唯一の理解者である妹のフィービーに会うことを決めます(妹とは家族から会うことを禁じられていました)

家族の目を盗み、フィービーに会うことができたホールデンは、この街を出て行く事を告げます。

それを聞いたフィービーは「街を出て、何になりたいの?」と兄に問うのでした。

不良として社会からのけ者にされてきたホールデンは、「同じような子ども達を救いたい」と胸の内を話しますが…。

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「ライ麦畑でつかまえて」登場人物

この物語では登場人物が何人も出てきますが、最も重要なのは以下の3名です(外国文学は登場人物がごちゃごちゃにならないようにしっかりと把握しながら読むのが、深く読み込むポイントです)

「ライ麦畑でつかまえて」登場人物

  • ホールデン・コールフィールド:ペンシー高校に通う16歳。大人と子どもの狭間で悩み続けている
  • フィービー:ホールデンの妹。不良の兄とは対象的に知的で冷静な性格が描かれている
  • ストラドレイター:ペンシー高校寮でのルームメイト

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「ライ麦畑でつかまえて」結末はどうなる?(ネタバレあり)

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ここからは「ライ麦畑でつかまえて」の物語の中で、特に重要な部分にスポットライトを当ててみましょう。

主人公と対照的な妹

本来ならば将来の心配なく自由な発想を楽しむべき10歳ですでに社会の現実を突きつめられてしまっているフィービーと、社会に対して悩む兄とのコントラストもこの物語の見どころといえます。

兄から街を出ていくと聞いたフィービー、翌朝フィービーの「私もついていく」というセリフで物語は終わります。

妹のフィービーは不良の兄とは違い、10歳にしては大人びた言動で頭のよさがうかがえます。

ホールデンが胸の内を話すシーンでも、フィービーは冷静に受け止めるのです。

「兄さんは、世の中の出来事がすべて不満なのよ。街を出たところで、何になりたいの?」

ホールデンの悩みが大人になる過程の中でうまれた葛藤だという事を見通しているかのようなセリフです。

大人に対する不信感や不満をホールデン視点で描かれている物語のなかで、フィービーの大人びたセリフは子どもらしさにかけているのです。

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主人公のセリフを通して作者が伝えたい事は何か?

フィービーに「何になりたいの?」と聞かれた後のセリフはあまりに有名です。

「俺はライ麦畑を思い浮かべる。危険な崖で、落ちそうになる子どもをキャッチするんだ。そういう人になりたい。」

一見、社会の中で起こりうる危険から小さなこどもを守りたいというセリフに聞こえますが、主人公の深層心理も読むことができます。

不良少年として社会から爪弾きにされてきた主人公ですが、勉強もできずこれといったとりえもない自分自身に悩んでいたのです。

もし、大人がホールデンに優しい言葉をかけていたら。

社会が、ホールデンに手を差し伸べていたら…もしかすると、ここまでの不良になっていなかったかもしれません。

自分のような子どもを増やしたくない、そんな子ども達を救うキャッチャーになりたい。

そんなホールデンの思いがこのセリフからうかがえます。

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まとめ

今回は、青春文学の名作「ライ麦畑でつかまえて」について、あらすじと見どころを紹介しました。

大人と子どもの狭間でゆれる16歳の葛藤に、きっと共感できる部分があると思いますよ。

まだ小説を読んだことがない人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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