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この記事では、夏目漱石の「三四郎」のあらすじについて簡単にわかりやすく解説します。

夏目漱石の作品は読書感想文のテーマとしても定番ですから、挑戦している方も多いのではないでしょうか。

ただ、「読み始めてはみたけれど、登場人物も多いし、言い回しも古くて意味がよくわからない…」と思ってしまった方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんね。

この記事では作品のおおまかな内容をしるためのあらすじや、読み取るべき重要なキーワードについて簡単にわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。


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「三四郎」あらすじを簡単にわかりやすく解説!

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九州の田舎から上京するために乗った汽車の中である女性と同席する主人公の三四郎。

ひょんな事から女性と同じ宿の同じ部屋で泊まることになってしまいますが、三四郎は何も手を出しません。

そして翌日、その女から「あなたは度胸のない人ですね。」と、嘲笑されてしまうところから物語が始まります。

上京してから出会うのは同郷の先輩や、同じく帝大の友人、そして湖畔ではある女性に一目惚れをします。

この女性、実は先輩の恩師とつながりがあり、後に再会することができるのです。

三四郎はこの女性と結ばれることができるでしょうか?

この物語では田舎から上京してきた三四郎の中で芽生える悩みや迷いがキーワードになります。

そして、すべての登場人物が少しずつ繋がってゆき、三四郎の交友関係に影響を与えるところもみどころです。

>>夏目漱石のその他の作品一覧


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「三四郎」の登場人物

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「三四郎」にはたくさんの登場人物が出てきますので、うっかりしていると「この人って誰だっけ…」となりがちです。

簡単にわかりやすくまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

「三四郎」の登場人物

  • 小川三四郎 :作品の主人公。熊本の高校から東京帝国大学に入学し、後に出会う里見美禰子にひとめぼれする
  • 里見美禰子 :この話のヒロイン。三姉妹の末娘で裕福な家庭に育ち、美しく教養にあふれている
  • 野々宮宗八 :三四郎の同郷の先輩
  • 佐々木与次郎:東京帝国大学で知り合う友人。恩師である広田を三四郎に紹介する
  • 広田    :佐々木与次郎の恩師。美禰子とはなにかつながりが…?


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「三四郎」の見どころと読書感想文で書くべき内容

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上京した三四郎は、佐々木与次郎と交友をもつようになります。

与次郎につられて様々な場所へ出向くも、自分がなにをするべきなのか迷い、日々の生活を漠然とすごします。

同郷の先輩である野々村の妹が入院しているという病院に見舞いへいくと、なんと湖畔で一目惚れした女性が。

言葉をかわしますが、勇気がない三四郎は名前も聞けずに別れます。

その後、与次郎に紹介された恩師(広田)の自宅へ伺うと、またもやあの女性に出会います。

なんと、広田は美禰子の亡くなった兄の友人で、今でも広田と美禰子は交友を続けていたのです。

こうして三四郎が出会った人が次々と線で結ばれてゆき、その交友関係に三四郎が入ることで物語の幅が大きく広がってゆきます。


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急接近する美禰子との関係

三四郎、美禰子、野々宮、与次郎で菊人形を見に出掛けた日のこと、三四郎と美禰子はふたり迷いはぐれてしまいます。

二人きりのチャンス。

そこで、美禰子はこんな意味深な言葉を口にするのです。

「迷える子の英訳を知っていて?ストレイシープ…」

このストレイシープという言葉が物語の核心になります。

それから数日後、美禰子の家へ出向き「あなたに会いに来た。」と本心を打ち明ける三四郎ですが、美禰子にそっけない態度をとられてしまいます。

その理由とは……?


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ストレイシープの意味と考察

この物語のテーマのひとつは「迷い」です。

ストレイシープとは聖書に出てくる言葉で迷える子羊を意味します。

美禰子がつぶやくように三四郎に伝えた「ストレイシープ…」の一言。

これは美禰子自身の迷いを三四郎に伝えたかったのではないでしょうか。

直接的な表現は出てこないものの、物語のなかで美禰子は三四郎にも野々宮にも気がありそうな描写で三四郎を迷わせています。

ですが、お嬢様の美禰子です。

物語の当時は親の決めた相手との結婚が主流だった事を考えると、自分の中の憧れや恋愛感情は叶うことはないと分かっている美禰子の切なさが表現されています。

田舎から出てきたばかりの三四郎も、知らぬ女性に度胸がないと言われたり、学生生活で何をすべきかわからなかったり、美禰子への気持ちがわからなくなってしまったりと、次々と迷い、悩む姿が展開されて行きます。

最後、三四郎が「ストレイシープ」とつぶやく場面があるのですが、これは迷いの中に投じられた自分自身に語りかけた言葉だと考えると、物語のテーマが分かりやすく浮き彫りになります。

この物語で重要な「ストレイシープ」という言葉の持つ意味を自分なりに考察していくとまとまりのある読書感想文になりますよ。

まとめ

夏目漱石の「三四郎」のあらすじと重要なキーワードを解説しました。

主人公とヒロインの悩み、迷いに焦点を当てて読んでいくと物語が理解しやすいと思います。

素晴らしい漱石作品にぜひ挑戦してみてくださいね。


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