学校や職場・家庭の中で「自分の居場所がない…」と悩んでいる方は少なくないでしょう。
現代人にとって、自分の居場所を見失ったときの寂しさや辛さは格別なものです。
この記事では、自分の居場所を見つけるためにはどうしたらよいのか、まわりの人とどのようなこと時をつけながらコミュニケーションをとっていけばよいのかについて解説します。
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「自分の居場所がない」と感じるのはどんな心理状態?
自分の居場所とは、多くの場合「自分が必要とされている状況」を意味しています。
つまり、自分の居場所がないと感じるのは、「自分が必要とされていない状況」を認識したときに感じるものということになります。
以下では、自分の居場所がないと感じる状況にいるとき、あなたの心の中がどのような状態になっているのについて、くわしくみていきましょう。
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存在価値の喪失状態
あなたが自分の居場所がないと感じているとき、あなたは自分自身に「存在価値」がないと自分で感じてしまっている可能性が高いです。
存在価値を喪失した状態は、なにかのきっかけで他者からもたらされます。
「必要ない」「要らない」「居なくていい」「役にたたない」など、さまざまな表現によってその人には「存在価値がない」ということが示されます。
悪意のある攻撃であることもあれば、他者の自己保身やその人自身の存在価値を確認するために行われることもあります。
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考え方をどのように変えればいい?
ひとつのグループ内での存在価値や、1人の人から受ける存在価値に固執せず、さまざまな場で自分の存在価値を見出すことが重要です。
例えば、学校のクラスというグループでは自分に存在価値を見出すことができなかったとしても、部活などの別のグループでは存在価値を見つけ出せる可能性があるといった具合ですね。
自分の存在価値が否定されたなら、まずはそれを取り戻すことからはじめましょう。
取り戻す相手は、なにもあなたから「存在価値を奪った人」でなくても良いのです。
実は多くの人が、無意識に自分の存在価値を否定した人物に対して、自らの存在価値を証明しようと躍起になります。
しかし自分の存在価値はなにもひとつとは限らないのです。
同様に、特定の人物にとって「ある存在価値」が失われたとしても、「別の存在価値」が生じることだってあります。
自分自身を一歩引いた俯瞰でみてみることが大切なのです。
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自分の居場所を見つけるためには具体的にどうしたら良い?
具体的なステップとして、まずは自分を好きになることがいちばん大切なことです。
他人(この場合はモノでもかまいません)の好きなところを見つけ、それを見つけられた自分を好きになれたら、自分の居場所をみつける最初の一歩になります。
存在価値を見つける行程は、自分の価値を自分に教えてあげることから始まるのです。
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職場での自分の居場所の見つけ方
自分の好きな(得意な)やり方を肯定するところからはじめましょう
他人の言うとおりに、言われたことを黙々とこなすのも良いでしょう。
あるいは自分独自の方法を作り出していくのも楽しいかもしれません。
大切なのはどんな自分のやり方も肯定することです。
最初はどの方法であっても否定されることがあるでしょう。
ダメなら修正して再度チャレンジしても良いでしょう。
やり方をコロコロ変えるのは、順応性が高い証拠です。
ひとつの方法に固執するのは、こだわりと粘り強さの象徴です。
自分のやり方を模索する自分は「なんて面白い人間なんだろう」と感心してあげましょう。
自分のことに少しでも興味が湧いてきたら、そこに自分の存在価値もあります。
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家庭での自分の居場所の見つけ方
家庭では、職場などよりも自分の立ち位置が明確になっています。
誰だって、家庭のなかでは父であり母であり、夫であり妻であり、親であり子どもであり、兄弟であり姉妹であるからです。
家庭のなかでは個人の存在価値が曖昧になることが多く、一度それを見失うとよりいっそう取り戻すのが難しくなります。
家庭という概念が、存在価値を当然のものとしてしまうからです。
家庭での自分の居場所とは、家族という他人の価値を再確認することからはじまります。
親は無条件で子どもを認めてくれる存在ではありません。
同様に子どもも無条件に親を認めるものではないのです。
そのことに気が付けば、自分にとって家族がどれほど大切か、あるいは大切ではないかが見えてくるでしょう。
家庭においては、自分が親や兄弟の存在価値を見出すことによって、自らの存在価値も見出されます。
家族は当たり前に存在するものではないと気付くことが大切なのです。
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まとめ
自分の居場所は、あいまいなものでありながらも現代人にとってとても重要なものです。
自分が必要かどうか、それを決めるのは他人かもしれません。
だとしたら、他人にとってあなたは「自分を必要としてくれる他人」になることができます。
自分が他人を必要としているなら、他人も自分を必要としていると考え、自分が必要とする他人も、他人に必要とされる自分も、等しく好きになってあげることが大切です。
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