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「結果がすべて=過程はどうでもいい」という主張に対し、正しいという意見も間違っているという意見もあります。

この記事では、「結果が全て」という考え方について、肯定派の意見と否定派の意見をまとめます。

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①結果がすべて主義のメリット

結果がすべて

結果がすべて主義のメリットは「評価や判断の基準が明確になる」点です。

世の中の事象を全て善悪や正誤で割り切ることは困難です。

これは立場や環境によって人それぞれに様々な意見があるからです。

それぞれの人がそれぞれの評価基準(物差し)を持っているので、いったいどれが正しいのか、だれが優秀でだれが優秀でないのかといった問題に結論をつけるのは難しいといえます。

一方で、利益を追求する会社組織では、なんらかの物差しを使って人や死後の評価をしないことには、組織が成立しません。

結果がすべて主義のメリットは、そうした「結論の出ない多くの問題」に対し、わかりやすい1つの物差しで評価や比較を行える点にあるといえるでしょう。

例えば、営業などの結果がわかりやすい仕事の場合、「売り上げ目標の達成率」という物差しを使って「AさんはBさんよりも売り上げ目標達成率が高いから、Aさんの方がBさんよりも優秀」というようにわかりやすく評価を行うことが可能になります。

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「結果が全て」肯定派の意見

ともすれば曖昧になりがちな「過程に対する評価」よりも、明確で分かりやすい「結果に対する評価」を良しとするのが肯定派の意見です。

特にスポーツやビジネスの世界においてよくある意見であり、成果主義といっても良いかもしれません。

どれほど準備や努力をしたとしても、結果が出なければ評価されないという状況よりも、「結果が出れば評価される」というほうが良いというわけです。

結果がすべて主義では、評価対象が明確である分、責任の所在もはっきりします。

よくある失敗の責任を誰が取るかという問題では、結果を出すべきなのに(出せば評価されたのに)出せなかった者が責任をとることになります。

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②結果がすべて主義のデメリット

結果が全て

結果がすべて主義のデメリットは「個人主義や短期的な成果の重視」を推奨してしまう点です。

簡単にいうと、組織の中のすべての人が個人プレーに走ってしまい、悪い場合には他の人の足を引っ張るような行動をとる可能性もあります(そうすることがその人にとって短期的な成果の向上につながるからです)

そのため、「結果がすべて主義=過程はどうでもいい」は、長期的な成果を評価することに向いていません。

たとえば10年かけて行うプロジェクトや、代々継承されていく技術とノウハウについては、結果がすべて主義で評価されるのは10年先や次世代の人間が対象になります。

短期的な成果目標だけを基準に人事評価などを行う場合、誰もそうした長期的で地道な仕事をしようとは思わなくなるでしょう。

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「結果が全て」否定派の意見

結果の出にくい困難なチャレンジが忌避されたり、そうした取り組みでの経験を得る機会が失われるというのが否定派の意見です。

結果が大事であることに変わりはなくとも、そこまでの過程を軽んじる風潮が、最終的に「結果さえ出せばなにをやっても良い」というロジックを生みがちです。

また特に結果が出るまでに時間がかかる物事や、そもそも明確な結果が出ない技術継承には力が注がれなくなっていくことになります。

最終的には多くの人が「簡単で早く結果が出せる物事」を積極的に行うようになり、他者が結果を出すための手助けには消極的になっていくことになるでしょう。

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「結果がすべて」という意味のことわざや名言は?

結果が全て

結果がすべてという意味のことわざは意外と少ないようです。

以下のふたつが例として挙げられています。

「結果がすべて」という意味のことわざ

  • 終わり良ければ総て良し
    終わり(結果)が良ければ過程もよかったことになる
  • 勝てば官軍負ければ賊軍
    道理(過程)はどうあれ勝った(結果が良い)側が正義であるという意味。

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「結果がすべて」を英語で言うと?

英語にも「結果がすべて」という言葉があります。

以下のふたつは代表的な例です。

「結果がすべて」を英語でいうと?

  • The result is everything.
    結果がすべて(直訳)
  • The result is all that matters.
    結果が重要だ(強調表現)

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まとめ

結果が全て

「結果が全て=過程はどうでもいい」という考え方は、どのような目標を設定するかによって使い分けるべき考え方といえるでしょう。

短期的な目標が重要な組織では結果がすべて主義でもうまく回ることもあると思いますが、長期的な視点で目標を考えるときには結果がすべて主義はかえって目標から遠ざかってしまう可能性もあります。

ひとつ言えるのは、結果が出ないから過程を重視することも、過程に問題があるから結果を重視することも、最終的にはご都合主義になってしまうということです。

結果が出ているときも過程を見直し、過程が順調なときほど結果にこだわっていく姿勢であることが、もっとも大切なのかもしれません。

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