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将棋のプロ棋士の名前の後に「十段」という呼称がついているのを見たことがあるかもしれません。

九段の棋士はたくさんいますが、十段という呼称がなかなかないのはなぜなのか不思議に感じますよね。

この記事では、将棋の十段とはどのようなものなのかや、過去に行われていたタイトル戦の十段戦などについてくわしく説明します。

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将棋の十段とは?どうやったらなれる?

将棋 十段

将棋の十段は九段のひとつ上の段だと思ってしまいがちですよね。

しかし、実際はそうではなくて、「十段」とはタイトル戦の名称なのです。

たとえば、名人戦のタイトル保持者は名人、棋王戦のタイトル保持者は棋王を名乗りますよね。

それと同じように十段戦のタイトル保持者が十段を名乗るというわけです。

九段の次のレベルとして十段があるのではありません(段位は最高で九段までとなります)


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十段戦=現在の竜王戦

上で見たように、十段になるには、十段戦で勝利してタイトルを保持する必要があるということになりますね。

ただし、十段戦は現在は行われておらず、竜王戦に生まれ変わっています。

タイトル名も竜王に変わっていますので、現役棋士から新たな十段が生まれることはありません。

全てのタイトルで永世称号を獲得した羽生善治さんも、十段のタイトルは持っていませんが、永世竜王の資格を獲得しています。


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八段・九段との違いは?

プロ棋士の段位の規定は、昔の将棋は段位は八段までしかありませんでした。

その当時は、最高段位である八段のさらに上という意味でタイトル戦としての九段戦があったのです。

その後、段位の規定が変わって八段の上に九段を設けることが決まりましたが、それにともなって「最高段位よりもさらに一段上」という意味を持つタイトルとして、「九段」は「十段」に変わりました。

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十段は原則引退後?

十段戦で勝利した棋士はタイトルとして十段を名乗っていました。

また、十段のタイトルを通算10期獲得した棋士は、永世十段の称号が与えられました。

通常は永世称号を名乗るのは引退後となりますが、十段のタイトルでもそれは同様です。

しかし、中原誠十六世名人は、長年十段のタイトルを保持していましたので、現役時代から永世十段を名乗っていました。

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将棋タイトル「十段戦」とは?

将棋 十段

十段戦は読売新聞社が過去に主催していた将棋のタイトル戦で、当時7個あったタイトル戦のうちの一つとなります。

※↓将棋のタイトル戦と現在のタイトルホルダーについてはこちら

 

その後日本将棋連盟と読売新聞社の間で将棋のタイトル戦の契約金の協議が行われ十段戦は全てのタイトル戦の中で一番高い契約金怒鳴ることが決まりました 。

そのときにタイトル戦の名称も改めて竜王戦となることが決まりました。

つまり、十段戦は現在行われている竜王戦の前身となるタイトル戦であったということです。

竜王戦は現在全ての将棋のタイトル戦の中で最も契約金が高いものとしてタイトル戦の中での序列も一番高くなっています。

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永世十段の棋士は?

将棋 十段

将棋タイトルと同じように、十段戦についても抜群の成績を残した機種に永世十段の称号が与えられました。

十段戦のタイトルを通算で10期獲得した棋士には、永世十段の称号が与えられていました。

ただし、十段戦は比較的短い期間で竜王戦になったため、九段戦と十段戦のタイトル獲得期数が通算されることになりました。

歴代の永世十段になった棋士は、大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人の2人です。

現在十段戦は竜王戦に変わっていますので、新たな永世十段が出ることはありません。


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まとめ

今回は将棋の十段について紹介しました。

現役の棋士に与えられる段位ではなく、現在十段戦は行なわれていませんので、九段は十段よりも実力が下ということではありません。

段位やタイトルについて詳しくなればより将棋観戦が楽しくなるのではないでしょうか。


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