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読書感想文の書き方

千年の田んぼ【課題図書】読書感想文の書き方と文例・内容あらすじ

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夏休みの宿題として、必ずといっていいほど出される「読書感想文」

毎年頭を悩ませている…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、今年の課題図書として「千年の田んぼ」を選んだ人向けに、読書感想文の書き方と、文例を紹介します。

内容とあらすじについて改めて見直していただくとともに、読書感想文におりこむとよい内容や書く順番(構成案)も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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「千年の田んぼ」内容とあらすじ

千年の田んぼ

>>著者:石井里律子の書いた本一覧

千年の田んぼを読んだ方の中には、「なんだか普通の小説や説明文とはちがう」と感じた方も多いかもしれませんね。

このような読み物のことをレポルタージュ(調査した内容を報告するもの)といいます。

千年の田んぼの中で述べられている内容をあらすじとしてまとめると、次のようになります。

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「千年の田んぼ」内容あらすじ

  • 日本海に浮かぶ小さな島、見島に1300年前の田んぼがあるという話を聞いた。そんなに古い田んぼは他の地域には残っていない。
  • 見島には小さなため池が200個もある。川がないからここから田んぼへ水をくんだ。
  • 見島の田んぼは「八町八反」と呼ばれ、ちいさなものである。
  • 田んぼへ水をくみ入れるのは重労働なので、このままでは続ける人がいなくなる。
  • 八町八反の田んぼはまっすぐである。そこから1300年前の田んぼがずっと使われてきた ものだと推測された(それを条理といいます)
  • 見島には遺跡があることが知られており、その遺跡に住んでいた人たちが作った田んぼが残っているのだろう、つまりこれらは1300年前の田んぼである。
  • 世界に誇るべき価値のある見島の田んぼは残すべきである。

特に、8ページからの「はじめに」と、181ページからの「おわりに」はじっくり読みましょう。

筆者がこの本を通して読者に一番伝えたかった気持ちが書かれています。

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「千年の田んぼ」読書感想文の書き方と構成案

千年の田んぼ

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「千年の田んぼ」の読書感想文を書くときには、次のようなポイントを押さえた内容にしましょう。

「千年の田んぼ」の読書感想文に含めるべき内容

  • ①古いものを大切にすることの重要性について書く
  • ②わからないことは丁寧に調査することの大切さについて書く
  • ③昔の人の暮らしぶりについて書く

以下、順番にくわしく解説します。

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①:古いものを大切にすることの重要性について書く

「千年の田んぼ」で重要視されていることの1つは、古いものを次の世代、またその先まで残そうということです。

ですからそれについてのあなたの意見や、感じたことを書きます。

できればあなたが実体験を通して知っていることとからめて書くと良いでしょう。

例えば、

「私は祖母と一緒に暮らしており、小さい頃から『これは昔からずっと決まっていることだから、大切にしないといけないよ』と言われて育ちました。なので、「千年の田んぼ」の著者のいう「~」という主張は、とても共感できるものでした」

といったような書き方です。

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ポイント②:わからないことは丁寧に調査することの大切さについて書く

「千年の田んぼ」の筆者は、たくさんの人から話を聞き、田んぼの謎に迫っていましたね。

その粘り強さや、わからないことをそのままにしない姿勢から、自分も学んだということを書きましょう。

ポイント③:昔の人の暮らしぶりについて書く

本書144ページあたりから、遺跡と田んぼのことが説明されています。

ここに歴史的なロマンを感じた人も多いと思います。

ここでどう感動したか、歴史というものにどのように関心を持ったかを書くと、あなたがどういうことを学んだのか?がよくわかってよい内容になります。

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「千年の田んぼ」読書感想文の書き出し方法

読書感想文を書く時に一番難しいのが、書き出し(書き始め)です。

「何から書き始めたらいいのかわからない…」と手が止まってしまっている方も、ここさえクリアすれば意外とすらすら書けるものです。

なので、まずは書き出しを書くことから始めましょう。

「千年の田んぼ」の読書感想文の書き出しとしては、以下のような例が考えられます。

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書き出しの文例①:ネガティブな雰囲気で書き出す

書き出しの1つ目の例は、ネガティブな内容で書き出すものです。

「自分はこの本を読むまでは、こういうことを知りませんでした。でも、この本を読んだことで、こういうことを知ったので、1つ成長できました」

という流れで読書感想文全体を書くことができるので、良い流れになります。

具体的な書き出しの文例をあげると、次のようなものが考えられます。

私は「千年の田んぼ」を読むまで、古いものや歴史には興味がありませんでした。「昔の人の暮らしを知って、どんな意味があるんだろう」と思っていたからです。

ですが、「千年の田んぼ」を読んで、古いものを大切にする意味がわかりました。

この読書感想文では、私が学ぶことができた内容や、これからの生活ではこういうことに気を付けようと感じたことにについて書こうと思います。

(→読書感想文の本文へ続く)

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書き出しの文例②:ポジティブな雰囲気で書き出す

上ではネガティブな形の書き出し(本を読むまで、私はこういうことを知りませんでした、という書き出し)を紹介しました。

しかし、自分はネガティブな内容よりも、ポジティブな内容の書き出しにしたいという人もいますよね。

ポジティブな内容の書き出しとは、「私は以前からこういうことに興味があります。なので、この本を選びました」というような書き方です。

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具体的には、次のよう文例が考えられるでしょう。

僕は小さい頃から古いものが好きだ。なぜなら、古いものには昔の人の生活や息遣いが残っているように思うからだ。

「千年の田んぼ」を読んで、僕と同じ考えの人がたくさんいて嬉しくなった。

この読書感想文では、僕が共感を持った筆者の主張や、面白いと感じた事実について書こうと思う。

(→読書感想文の本文へ続く)

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「千年の田んぼ」読書感想文の構成案

上のような形で書き出しが決まったら、いよいよ読書感想文の本文を書いていきます。

ただし、計画も何もなしにいきなり書き始めてはいけません。

思いつくままに書いていくと、なんだかまとまりのない内容になってしまうからです。

本文を書き始める前に、「だいたいこういうことを、こういう順番で書こう」と決めておくことを、「構成案をつくる」といいます。

構成案をつくってから本文を書き始めるようにすると、全体がしっかりとした印象になりますし、手が止まることなくすらすらと書き進めることができますよ。

以下では、「千年の田んぼ」の読書感想文を書く時の構成案を2つ紹介します。

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「千年の田んぼ」読書感想文の構成案①

  • 書き出し
  • 古いものに興味がない自分。
  • 感想文を書くために「千年の田んぼ」を手にとった。
  • 筆者の熱心さに驚いた。(熱心さを感じた部分を書きます)
  • 調査の結果、やはり千年も前からの田んぼだとわかった。
  • 古いものを残し続けた人々の努力に感動した。
  • この本を読んで、古いものを見直すようになれた。

「千年の田んぼ」読書感想文の構成案②

  • 書き出し
  • 古いものに興味をもつ自分。
  • 「千年」という言葉にワクワクしながら本を読み始めた。
  • 少しずつ解明されていく謎に感動した。
  • 筆者の諦めない姿勢に感動した。
  • やはりこれからも古いものを大切にしていこう。
  • そのために自分にも出来ることは何か考え、工夫していきたい。

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「千年の田んぼ」読書感想文の文例

上のような構成案に基づいて作成した、読書感想文の文例を紹介します。

なお、文例はコピペするのではなく、あくまでもあなたが自分の言葉で読書感想文を書く時の参考程度にしてくださいね。

構成案①による「千年の田んぼ」読書感想文の文例

学校の歴史の時間には、古い人たちのことを勉強します。僕はいつも「どうして今さら、昔のことを知る必要があるんだろう。過ぎた時間は戻ってこないのに。」と不思議に思っていました。

でも、「千年の田んぼ」を読んで僕の考えは変わりました。

最初は読書感想文を書くために、何気なく手に取ったのですが、読んでいるうちに作者の熱意に引き込まれるように一気に読みました。

筆者は、1300年前の田んぼがあると言われる見島に何度も行き、たくさんの人から話を聞いて調査しています。

他の人が発見をあきらめていた、水をくむためのおけ、「水かえたご」を筆者がついに発見したことには驚きました。

実物の写真を見て、やっぱり本物の写真があると説得されるな、と感心しました。

見島の土地は砂が多いので田んぼとしては使うのが大変なのに、島の人たちは熱心に手入れをして、1300年もの間、「だんかざり」の田んぼを守ってきたのです。

それは筆者がいう通り、「未来を次の世代へ託していった希望」なのでしょう。

また、八町八反の田んぼが、やはり1300年前から残っていたとわかった部分に一番感動しました。

この部分でも筆者はたくさんの人から話を聞いて調査しています。

たくさんの本を調べたり、いろいろな人の協力を得て話を聞いています。

僕は、知らない人と話すのが得意ではないので、筆者をすごいな、と思いました。

わからないことをそのままにしないで、知らない人にどんどん話しかけて、その結果人の輪ができて、八町八反の田んぼが1300年前から続いていることを突き止める。

その姿勢にハッとさせられました。

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僕は普段から、もっとほかの人と協力したいと思っているけれど、それを言い出せない時がありました。

でも、自分は頼んで欲しいと思っていたりもします。

ほかの人も同じなのかもしれません。

だったら今度からは自分から話しかけようと気づかされました。

周囲の人と協力する大切さも、僕はこの本に教えてもらいました。

八町八反の田んぼが、1300年前の条理が元であるとわかったとき、さすがだな、と思いました。

筆者の熱意が、八町八反の謎を解き明かしたのだと思います。

何事もあきらめず、粘り強く頑張ることの大切さもわかりました。

古いものを壊したり、引き継がないことは簡単だけど、一度壊れた古いものを元に戻すのはきっととても大変です。

1300年も守られてきた田んぼを、これからは僕たちの手で守っていけたらいいなと思います。

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構成案②による「千年の田んぼ」読書感想文の文例

私は小さい頃から、古いものに心をひかれます。例えば母が昔から使っている鏡や、祖父の住んでいる古い家に、何ともいえない歴史や人の気持ちを感じます。

ですから、今回読書感想文を書くにあたり「千年の田んぼ」を見たとき、その「千年」という言葉にひきつけられ、読むことを決めました。

読んでみて、ますます古いものの大切さを強く感じました。

筆者は、見島という小さな島に、1300年前から続く田んぼがあることを知り、それが本当なのか調査を始めます。

1300年前といえば、日本は飛鳥時代、聖徳太子が居た頃ということになります。

そんな昔からずっと田んぼが残っているのは、とても珍しいことなのだそうです。

見島に残る「八町八反の田んぼ」が本当に1300年も前からあるのか、私もワクワクしながらどんどん本を読み進めました。

この本を読んで一番感動したのは、筆者の熱心さです。見島のたくさんの人に話を聞き、それを1つに繋ぎ合わせ、最終的には本当に「八町八反の田んぼ」が1300年前からつづいていることを突き止めました。

私なら途中で諦めてしまったかもしれません。

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以前、祖父の家に「古い書物があるはずだ」と言われ、一生懸命探したのですが、ホコリだらけだし、誰も手伝ってくれないし、私は探すことを諦めました。

でも「千年の田んぼ」の筆者は決して諦めることなく、何度も調査を行なっていました。

私もその姿に感動し、これからは何かしようと決めたら諦めずに取り組もうと心に決めました。

本の終わりのほうで、「八町八反の田んぼ」が昔の人の作った「条理」だとわかったとき、声にだして「やったー!」と私も叫んでしまいました。

そのくらい嬉しくて感動したのです。

きっと筆者も同じように、いえ、もっともっと感動したと思います。

それも諦めずに取り組んだからです。私もいつか、同じ感動を味わってみたいです。

私が思っていた通り、やはり古いものには価値があり、それを残し、次の世代につなげていくことはとても重要なことだとわかりました。

でも、言うだけではなく実行しなければ意味がありません。

今の日本では、すぐに新しいものを買う、古いものは捨てるというところがありますが、やはりそれではいけません。

古くから残されたものには意味があるんです。これからもその思いを忘れず、ものを大切にしていきます。

壊れてもすぐに捨てずに、出来るだけ修理する、壊れないようにものを丁寧に扱う、そのくらいのことなら私にも実行できそうです。

そういった心がけを大切に生きていきたいと思います。

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