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この記事では中学校国語の授業で学習する、アイスプラネット(椎名誠)の本文要約や感想文の書き方・テスト問題例の解説をさせていただきます。

授業の指導案を考える必要がある先生方や、テスト対策の準備をしている生徒の皆さんはぜひ参考にしてみて下さいね。

なお、椎名誠の作品はどれも読みごたえがあって中学生でも面白く読めるので、その他の作品もぜひ読んでみましょう。

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アイスプラネット【椎名誠】本文の要約

アイスプラネット

>>椎名誠のその他の作品例

「僕」の家に「いそうろう」として住んでいる「ぐうちゃん」というあだ名のおじさん。

ほら話ばかりしていて「僕」の「母」に叱られてばかりいる。

ある晩、大人になってきた「僕」に対して、ありえないほら話でからかってくるので嫌な気持ちになって距離を置いてしまった。

仲直りできないまま「ぐうちゃん」が「いそうろう」を卒業してしまったが、しばらくして「ぐうちゃん」から手紙が届く。

その手紙にはありえない話を証明する写真と、世界に満ち満ちているありえないことを自分の目で確かめてほしいという「僕」へのメッセージが込められていた。


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アイスプラネット:感想文の書き方

感想文を書くときは、与えられた文字数の中で、上手に本文中の言葉を用いながら感想を述べることが大切です。

本文のどこを読んだときに、どのような感情になったのか。

この文章を読んで自分に置き換えたときどんなことを考えたのか、ということを内容に含めると良いですね。

アイスプラネット:感想文の例文

私は「アイスプラネット」を読んで、次のぐうちゃんの言葉が印象に残りました。「世界は、楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。それこそありえないほどだ。それを自分の目で確かめてほしいんだ」

狭い世界で、何も知らず生きていくのではなく、多くのことを知り美しい世界を見てほしいとまるで私に向かっての言葉であるかのように感じたのです。

嘘のような事実を知り、景色や動物との出会いが楽しみになる、そんな物語でした。

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アイスプラネット:指導案作成のポイント

「アイスプラネット」の授業指導案の作成に当たっては、以下のようなポイントを押さえましょう。

アイスプラネット:授業指導案作成のポイント

  • ①登場人物の言動に着目して、人物の関係や心情の変化を捉える
  • ②登場人物の考え方や生き方などについて、自分の経験などと関連づけて考えをもつ

この2点について指導者自身が時間をかけて考察した上で生徒に問いを投げかけることが重要です。

以下、くわしく解説していきます。

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①登場人物の言動に着目して、人物の関係や心情の変化を捉える

本文では、登場人物相互の関係について、くわしい描写がされているのでとても考えやすいです。

「僕」や周囲の人たちが「ぐうちゃん」をどう見ているのか。

「ぐうちゃん」に対する「僕」の気持ちがどう変わっていくのかなどについて考えを述べさせましょう。

生徒は「僕」の気持ちに共感しやすく、意見を述べやすいので、活発に意見を交わせる場を設けるととても良いです。

②登場人物の考え方や生き方などについて、自分の経験などと関連づけて考えをもつ

「僕の母」の考え方と「ぐうちゃん」の考え方から、意見を述べる活動が考えられます。

この2人は大きく考え方や生き方が異なり、意見が分かれています。

生徒にとって自身の将来について考えるきっかけにもなるので、積極的に話し合いを行うことで、自分の経験を引き出した考えを持たせることができます。

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アイスプラネット:テスト問題例と解説

アイスプラネットについての授業を終えた後のテストでは、次のような問題が考えられます。

アイスプラネット:テスト問題例

  • ①人物像についての問題
  • ②登場人物の心情に関する問題
  • ③ぐうちゃんへの思いについての問題
  • ④心情の変化を考える問題
  • ⑤描写や言動から心情を読み取る問題

以下、順番に解説させていただきます。

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テスト問題例①:人物像についての問題

僕のおじさんはなぜ「ぐうちゃん」というあだ名になったのですか。文章中から書き抜きなさい。

解答例と解説

長いこと「ぐうたら」しているから

本文の中で重要な登場人物である「ぐうちゃん」の人物像を確認する問題です。

授業のはじめに発問し、テストで問題に出すという形でもよいです。


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テスト問題例②:登場人物の心情に関する問題

「母」の言葉に「ぐうちゃんみたいな大人」とありますが、どんな大人のことですか。文中の言葉を用いて簡潔に答えなさい。

解答例と解説

ちゃんと就職せず、「いそうろう」する「ぐうたら」な大人

母の言葉なので、母の言葉から答えを探す必要がある問題です。

指定された言葉の直前から見つける基本的な問題ですが、言葉を組み合わせる力が必要なので、テスト後にはしっかりと確認させることが大切です。

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テスト問題例③:ぐうちゃんへの思いについての問題

『そんな「ぐうちゃん」』とありますが、僕はぐうちゃんのことをどんな人だと思っていますか。文章中の言葉を用いて書きなさい。

解答例と解説

変わっているけど面白いほら話をしてくれる大好きな人

ぐうちゃんへの思いを問うときは、必ずどの時点での思いなのかを明確にする必要があります。

本文では「僕」の心情が変わっていくため、心情がわかる描写についての問題を中心にテストを構成するとよいです。

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テスト問題例④:心情の変化を考える問題

「ほらばっかりだったじゃないか。」とありますが、このとき「僕」はどのような気持ちでしたか。文章中の言葉を用いて書きなさい。

解答例と解説

ほら話でもぐうちゃんの話が大好きだったのに、突然出て行ってしまって寂しい。

キーワードとして「大好き」と「寂しい」という言葉が挙げられます。

この言葉をしっかりと用いて書くことができているかを確認しましょう。

生徒には情景や言動からこの気持ちを読み取る力をつけさせたいです。

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テスト問題例⑤:描写や言動から心情を読み取る問題

「手紙には、ぐうちゃんの力強い文字がぎっしりつまっていた。」とありますが、この手紙には「ぐうちゃん」のどんな思いが込められていましたか。文章中の言葉を用いて書きなさい。

解答例と解説

「ほら話」と思うようなありえないことは世界に満ち満ちていて、「僕」にはそれを話として聞くだけではなく、「不思議アタマ」になって世界に出かけ、実際に確認してほしいという思い。

物語の主題ともいえる問題です。

ぐうちゃんが言っていたことはほら話などではないということがわかる写真付きの手紙。

これをもらった主人公がどのようなことを考え、どんな大人になっていったのか考えるととても面白いですね。

「ぐうちゃん」の手紙の内容をもとに書いてあるか確認しましょう。

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