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お中元やお歳暮、誰かに贈り物を贈ろうと思いついたときに困るのが、「贈り物に添える手紙ってどう書けばいいんだろう?」ということだと思います。

親しい友人や親せきの贈る場合にはそれほど悩むことはないかもしれませんが、それほど親しくない親戚や職場の上司に贈る…となるとなかなか迷いがちですよね。

この記事では、贈り物に添える手紙の書き方や文例をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。


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贈り物の手紙:書き方のポイント

贈り物,手紙

贈り物の手紙を書くときには、次のようなポイントを押さえましょう。

  • ①贈り物をする時期を考慮する
  • ②正しい敬語を使う
  • ③忌み言葉を使わない

以下、順番に説明させていただきます。


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①贈り物をする時期を考慮する

贈り物に添える手紙の書き方として、まず贈る時期を考慮します。

お中元・お歳暮・引っ越しの挨拶など、その時々に応じた内容を書くように注意しましょう。

②正しい敬語を使う

日常会話の中でシーンによって使い分ける丁寧語・謙譲語・尊敬語をベースとする敬語ですが、手紙では丁寧語を使うのが一般的です。

ただし、あまりに敬語を意識しすぎて二重敬語になることに注意します。

また、話し言葉を柔和なイメージにした和語「お」や、ビジネス文書向きの漢語調「ご」の誤った使い方についても留意しておく必要があります。

③忌み言葉を使わない

慶弔のあらゆるシーンで縁起の悪い忌み言葉を使うことはタブーとされています。

せっかくの感謝の気持ちで送った贈り物も、添えている手紙の中に忌み言葉を使うだけで台無しになってしまいます。

上記のポイントをおさえたうえで、次項ではシーン別・贈り物をする相手別の例文をご紹介していきます。

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贈り物に同封する手紙の例文①:ビジネスで贈るとき

株式会社〇〇〇
代表取締役〇〇〇〇様

拝啓

新春の候 貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。

年が明け、まだ遠い春が待ち遠しく感じております。

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

さて、日頃お世話になっております皆様に感謝の意を表したく、ささやかではございますが心ばかりのものを送らせていただきました。

ご受納下さいますようお願い申し上げます。

貴社の更なる発展ご繁栄を心よりお祈り申し上げますとともに、今後も引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

本来ならお伺いしてご挨拶申し上げるべきところですが、書中にて失礼いたします。

敬具

平成〇年〇月 吉日

株式会社〇〇〇〇
〇〇〇〇〇

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贈り物に同封する手紙の例文②:親戚に贈るとき

〇〇叔父様

8月も残すところあとわずかとなり、ゆく夏を惜しむこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こちらは、大学の同じサークルの仲間と北海道旅行へ行ってきました。

想像をはるかに超える広大な北の大地の大きさと、土の香りは郷愁を感じるほどの感動です。

まだ土の香りの残る北海道特産の『北あかり』をお送りします。

叔母様の美味しい手料理で生かしてもらえる素材と思いますので、どうぞお二人でお楽しみください。

今度の連休にはそちらに伺う予定でおります。朝晩の風に秋の気配が感じられるようになりました。

どうぞご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。

〇〇〇〇(あなたの名前)

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贈り物に同封する手紙の例文③:食べ物を贈るとき

〇〇〇先生日増しに秋の深まりを感じる今日この頃、皆様はお変わりございませんか。

受験の折はご多忙中にもかかわらずご親切にご指導くださいまして、誠にありがとうございました。

〇〇〇先生にご指導賜り、念願叶い志望校の合格を手にすることが出来てから一週間が過ぎようとしております。

これもひとえに〇〇〇先生のご指導、ご鞭撻のお蔭と思い、何とお礼を申し上げて良いかわかりません。

父の転勤のため長年住み慣れた土地から引っ越すこととなり、本来ならお伺いしてご挨拶申し上げるべきところですが、書中にて失礼いたします。

そのお詫びと心ばかりの御礼といたしまして、当地の名産品の明太子を少々別便にてお送りいたしました。

冷蔵庫で保管のうえ、そのままお召し上がっていただいても深い味わいであるかと存じます。

季節の変わり目でございます。ご健康にご留意され、益々ご活躍されますことを心よりお祈り申し上げます。

〇〇〇〇(あなたの名前)


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贈り物の手紙には「添え状」や「送り状」をつける

贈り物を贈るにしても、ものだけを贈るというのは受け取る側も不可解に感じてしまったり、贈る時期やものによっては迷惑に感じてしまうことがあります。

そこで添えておきたいのが手紙というわけですが、ここでいう手紙には品物に同梱する『添え状』と、品物よりも先に送付する『送り状』について触れていきます。

それぞれの手紙の書き方のポイントをおさえていきましょう。

添え状とは

添え状とは、贈り物を贈る前に送付しておく送り状が万が一相手に未達であったり、送り状は送付せず添え状のみの場合に、贈り物をした経緯や日頃の感謝の気持ちなどを伝える手段として使われています。

送り状とは

添え状は品物と同梱された状態で相手に届くのが一般的ですが、到着予定日に指定がある場合には前もって相手の都合などもお伺いするため、贈り物の簡略的な内容や到着予定日、感謝の気持ちなどを知らせる手紙です。


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添え状・送り状の書き方のポイント

添え状や送り状を書く時のポイントは次の2つです。

 

  • ポイント①:なるべく縦書き用便箋を使う
  • ポイント②:文章を書く順番に注意する

 

以下、順番に説明させていただきます。

ポイント①:なるべく縦書き用便箋を使う

添え状・送り状は日頃の感謝を相手に伝える手段のひとつですので、なるべく縦書き用便箋に手書きをすることが望ましいです。

ただし、ビジネスとして複数企業相手に会社名義で送る場合にはその限りでなく、印刷での添え状・送り状を送ったとしても失礼にはあたりません。

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ポイント②:文章を書く順番に注意する

添え状・送り状の内容は次の内容を参考にしてみてください。

  • 宛名
  • 頭語
  • 時候の挨拶文
  • 前文(主文・末文)
  • 結語
  • 日付
  • 署名

※ただし、親しい間柄である場合では省略されるものもあります。(日付や署名など)

頭語→時候の挨拶→前文の順に書きます。

前文には、形式的な時候の挨拶に準ずるように、自分の言葉で時節柄を表現した内容にします。

その後、主文に日頃の感謝の気持ちの言葉と、贈り物の簡略的な内容(食べ物であれば品物がわかるように)と贈った理由、特産物などであれば品物の特徴も綴ります。

最後に、末文として相手の健康や成功を祈るといった内容で締めくくります。

各項目について書き方をチェックしていきましょう。


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宛名

ビジネスとして贈り物をする場合には、相手の正式社名・部署名・役職名についても記入しましょう

頭語

  • 拝啓(はいけい)
  • 一筆申し上げます(書き手が女性の場合)
  • 謹啓(きんけい)
  • 謹んで申し上げます(書き手が女性の場合)

※必ず冒頭の1行目の1番上から書き始めます。

時候の挨拶

  • 1月…初春・寒風・厳寒・新春
  • 2月…立春・余寒・春寒・残雪
  • 3月…水ゆるむ・早春・春暖・浅春
  • 4月…暮春・陽春・桜花・花曇
  • 5月…新緑・惜春・薫風・立夏
  • 6月…梅雨・向暑・初夏・薄暑
  • 7月…猛暑・盛夏・大暑・灼熱
  • 8月…立秋・新涼・秋暑・残炎
  • 9月…新秋・新涼・野分・初秋
  • 10月…秋雨・夜長・紅葉・秋麗
  • 11月…暮秋・深秋・深冷・落葉
  • 12月…師走・寒冷・新雪・短日

時候の挨拶の使い方

  • 拝啓
  • 新春の候 貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
  • 新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いておりますが…(以下略)

結語

  • 敬具(けいぐ)
  • 謹言(きんげん)

※必ず文末に用いて、本文から2文字程度下げた位置に書きます。


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