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神学論争とはどんな意味?普遍論争・水掛け論と違いをわかりやすく!

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「神学論争をしていても意味がない」「神学論争となってしまって結論が出ない」といったように、神学論争という言葉にはややネガティブな印象があります。

なんとなくニュアンスはわかるけど、正確な意味や由来となるとよくわからない…という方もおられるのではないでしょうか。

今回は神学論争という言葉の意味について、具体的な例文を挙げながら紹介させていただきます。

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神学論争とはどんな意味?わかりやすく解説!

神学論争とはどんな意味

(神学論争とはどんな意味?)

結論からいうと、神学論争とは「この世に神はいるのかいないのか」といったように、抽象的で、しかも結論の出しようがない話、という意味です。

「神がいると信じている」人には、神がいることが前提の主張になりますし、

「神はいない」と考えている人には、神は存在しないということが前提の主張になります。

つまり、神が存在するかどうかは不明なので答えが出ない…といったように、

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答えの出ない堂々巡りの議論のことを「神学論争」というようになったということですね。

もともとはキリスト教で「神の存在」を証明しようとしてものすごい努力が行われたのですが、結局は結論が出なかった…ということが言葉の由来になっています。

神学論争とされる例

神学論争とは「結論の出しようがない堂々巡りの議論」のことをいいますが、実際に神学論争とされているものとしては以下のような議題があります。

 

  • 「9条をめぐる神学論争」
  • 「原発をめぐる神学論争」
  • 「地球温暖化」

 

なんとなく、「神学論争」という言葉のニュアンスが伝わりますでしょうか?(これらの議題は昔からずっと議論が行われていますが、結局は結論は出せていない問題です)

つまり、長年議論されているにも関わらず、議論が繰り返されるだけでまったく解決しないことを「神学論争」と呼ぶのですね。

まさに神様を追い求めて必死に努力する姿に似ているというわけです。

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神学論争と普遍論争の違いは?

神学論争と似ている言葉に「普遍論争」というものがあります。

普遍論争とは、「普遍は実在するのか?」という問題を、12世紀から14世紀のヨーロッパで神学者や哲学者が論争したものが根源です。

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その頃の普遍とは「神」でしたので、普遍論争とはすなわち「神は存在するのか」という神学論争を指しますから、神学論争と普遍論争はほとんど同じ意味ということになります。

ただし、現在では普遍論争という言葉はめったに使わないですね(通常は神学論争という言葉が使われます)

神学論争と神仏論争の違いは?

さらに似たような言葉で「神仏論争」というものもありますので神学論争との違いを整理しておきましょう。

神仏論争とは、「なぜ日本には、神(神道)と仏(仏教)がいるのか」

神と仏という異なるものがいていいのか?あるいはどちらが偉いのか?という日本独自の議論ですね。

さらに日本ではクリスマス(=キリスト)も祝いますので、神も仏もキリストも、「神様なら全部崇拝する」という神仏習合の精神なのだと思います。

キリストは「一つの神しか認めず、その他の神は一切存在しない」という考えです。

日本では、神も仏もいる「神仏習合」という考え方が基本ですから、結局は「ありがたいものにはすべてお祈りしよう」というゆるい宗教意識が国民のほとんどの意識だと思います。

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神仏論争と水掛け論の違いは?

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次に水掛論です。

水掛け論とは、双方が互いの考えを言い張っているだけで歩み寄りがないので、一向に解決しない状況のことをいいます。

例えばビジネスで、どちらも自分の主張を展開するばかりで歩み寄りがなく、最終的には相手への感情的な人格攻撃になっていって議論どころじゃなくなる…というような状況が水掛け論ですね。

相手を批判するためだけに批判をする…というような感じです。

まさにバケツで水をぶっかけあっているような状況ということですね。

議論というのは何らかの結論を導き出すために行いますので、単に相手を攻撃したいだけの状況は望ましいものではありません

まとめ

以上、神学論・普遍論争・神仏論争・水掛け論のそれぞれの意味や由来について説明させていただきました。

ニュース番組などを見ていてもよくつかわれる言葉なので、それぞれの意味を理解しておきましょう。

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