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花祭りは、毎年4月8日にお釈迦様(ブッダ)の誕生日をお祝いする仏教のお祭りです。

仏像に甘茶をかける風習があるのでも有名なお祭りですが、「なんで仏様にお茶をかけるんだろう…。失礼じゃないの?」と疑問に感じている方もひょっとしたら多いのではないでしょうか。

今回は花祭りで仏像に甘茶をかける由来について解説させていただきます。


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花祭りの甘茶の由来は?

※↑アニメでのわかりやすい説明(1分32秒)

花祭りとは、お釈迦さまが生まれた日をお祝いする、仏教のお祭りです。

もともとは「灌仏会:かんぶつえ」という名前の行事ですが、明治時代以降は桜が満開になる時期に行われることから「花祭り」という呼び方が一般的になっています。

お釈迦さまが生まれた時に、9頭の龍が現れてお釈迦さまの産湯(うぶゆ)に注いだという伝説があります。

この伝説にあやかって、お釈迦さまが生まれた時の姿をした仏像に、甘茶をかけてお祝いするというわけですね。

花祭りに使う甘茶は砂糖の400倍甘い!

花祭り甘茶の由来

花祭りに使う甘茶は、ガクアジサイの変種でアマチャという植物の葉から作られたもので、乾燥させると強い甘味が出ます。

どれくらい甘いかというと、なんと砂糖の400倍以上!

アマチャ(ガクアジサイ)をお茶にして飲むと、まるで砂糖水を飲んでいるように甘く感じるんですよ。

普通のお茶とは、まったく別物ですね。

ちなみに甘茶ではなく、良い香りのする五香水を掛けていたこともあるようです。

仏像に甘茶をかけるのは仏さまに失礼じゃないの?

もし人が、誰かにお茶を掛けたら、よほど険悪なことが起きたと思いますよね。

伝説でいう龍が注いだ甘露の代わりだったとしても、仏像に甘茶をジャバジャバ掛けて、失礼にならないのでしょうか?

甘露とは、中国の古い言い伝えで、上に立つ者が良い政治を行って平和な世が訪れると、天がこれに応じて降らせる甘い露のことです。

インドでは、神の飲み物とされ、飲むと不老不死になれるという伝説があります。

生まれたばかりのお釈迦さまに、甘露が降り注いだということは、天がお釈迦さまの誕生を祝福していることを意味しています。

つまり、仏様の像に甘茶をかけることは、仏様をうやまう気持ちを表すことに他ならないのです(なので失礼には当たりません)

しかも不老不死になれる水なのですから、浴びるほど飲んでいただきたいと思うのも、当然かもしれませんね。


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なぜ釈迦の誕生日を祝うの?宗教的意味

ご存じのように、お釈迦さまは仏教を開いた実在の人物です。

アジアの各国には、宗派は違っても大勢の仏教徒が、お釈迦さまの教えを信仰しています。

もしもこの世にお釈迦さまが生まれてこなかったら、今の世の中はどうなっていたでしょう?

お釈迦様がこの世に生まれたことはとてもありがたいことなのです(なのでその誕生日を花祭りでお祝いするのですね)

多くの人が、仏教の教えを聞くことなく、アジアの国々のあり方も、今とは違っていたかもしれません。

花祭りは、お釈迦さまがこの世に生まれてくれたおかげで、仏教の教えを知ることができたことを喜び祝うお祭りなのです。

まとめ

花祭りの甘茶は、お釈迦さまが生まれた時に、天から降り注いだ甘露を象徴するものでした。

甘露は飲むと不老不死になれるという言い伝えのあるものですから、仏像にかけることは「仏様を敬う気持ち」を表すことを意味します。

花祭りの日(4月8日)には日本各地のお寺などでお祝いをしていますから、由来を正しく理解して、謙虚な気持ちでお祭りに参加したいところですね。


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